雄阿寒岳~雌阿寒岳と対峙する古い火山の頂~ 


標高
雄阿寒岳1,370.5m(日本百名山)
山域
北海道・道東
登山日
2013年7月12日(月)、晴れ
歩程
登り3:50、下り2:30、合計6:20
歩行距離
11.2km
標高差
950m
累積標高差
+1032m、-1032m
登山口
雄阿寒岳登山口mapon
交通機関
 釧路から55km
登山コース
雄阿寒岳登山口-雄阿寒岳(往復)
コースmap
雄阿寒岳

 

山行の記録

 コースタイム

雄阿寒岳登山口8:15-(0h40m)-1合目8:55/9:00-(1h00m)-3合目10:00/10-(1h35m)-6合目11:45/50-(0h35m)-雄阿寒岳山頂12:25/13:25-(0h40m)-5合目14:05/15-(0h40m)-3合目14:55/15:05-(1h10m)-雄阿寒岳登山口16:15

 

 滝口駐車場~雄阿寒岳(往復)

阿寒湖の滝口に隣接する小さな駐車場はすでにたくさんの車で一杯です。登山道は阿寒湖の湖畔を回り込むようにトドマツなどの樹林帯を進んで行きます。緑色の水をたたえる一帯は十九列島と言われる景勝地のようで観光船も近くをめぐるようです。目の前の水門から流れ落ちる水は太郎湖を潤したのち阿寒川へと流れて行くようで、ごうごうと音を立てながら白い水しぶきを上げていました。

滝口の駐車場
青い水をたたえる阿寒湖
登山道には熊注意の案内板
阿寒湖をめぐる観光船

太郎湖、次郎湖の縁をめぐった登山道は樹林帯の中を登り始めます。ジグザグに登って行く登山道はかなりの急坂で暑さもあってなかなか辛い登りが続きます。一合目、二合目と書かれた道標に励まされながら高度を上げて行くと岩に割れ目から冷気が噴き出しています。深い割れ目の中には雪が残っていました。

太郎湖に水が流れる取水口
静かに水をたたえる太郎湖
次郎湖の傍から登山道が始まります
一合目の道標

幾分傾斜が緩くなったところは三合目。ここからは再び急な登りが始まります。ジグザグを繰り返しながら登って行く四合目から五合目にかけてがこの登山道で一番きついところのようです。

二合目の道標
岩の割れ目から冷気が噴き出して
幾分傾斜が緩くなる三合目
四合目の道標
急な登りが続きます
五合目の道標

五合目の道標からはハイマツ帯になります。緩やかになった登りは明るいダケカンバの林の中を大きく振りながら登って行きます。ハクサンチドリやゴザンタチバナ、イシツツジなどの高山植物も目につく稜線です。木立の先からは阿寒湖の上に雌阿寒岳の頂も見ることが出来るところです。

六合目は雄阿寒岳の外輪山、ハイマツの先には火口丘である雄阿寒岳の山頂を見ることが出来ます。なだらかに登って行く登山道は八合目へ。かって観測所があったところで石積みと基礎の跡が残っていました。

ダケカンバの林を小さく下って
外輪山の斜面を登る六合目
木立の先に阿寒湖
七合目の道標
八合目には観測所跡
小さく火口壁を下った

一度小さく下ったところは九合目です。左手は古い火口跡ですり鉢状の火口壁はハイマツに覆われています。ここからは露岩の斜面を小さく登り返す展望の広がる雄阿寒岳の山頂にたどり着きました。

左手には古い噴火口
噴火壁はハイマツに覆われています
雄阿寒岳の山頂に三角点
山頂の目の前にはパンケトウ

山頂からは目の前にパンケトウ、その先には藻琴山や屈斜路湖も見えるようですが濁って空の下では展望もいま一つでした。


山名表示 ※クリックすると山名を表示・非表示します。
登山道から見下ろすと阿寒湖の上に雌阿寒岳(panoramaMakerで作成)
登山口を目指し下って行きます
登山口に取水口

帰りは往路をたどることになります。下りでも急な坂道は思いのほか時間のかかるものです。登山口までは2時間半近くの時間がかかってしまいました。

 雄阿寒岳に咲く花

樹林帯の中を登って行く雄阿寒岳はあまり花に恵まれた山ではありません。それでも外輪山である六合目付近からはゴゼンタチバナやハクサンチドリ、イソツツジの花を見付けることができます。

 何の花
 何の花

この時期、阿寒湖の湖畔にはハクサンシャクナゲの花が咲いていました。白い花が水面に映りとても綺麗でした。

 

 コース GPSmap

 クリックするとGPSLogをダウンロードします。

 

その他のコース・山行記録
TAG:阿寒
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