満観峰~焼津の市街にそびえる展望の頂~ 


標高
満観峰470m
山域
静岡
登山日
2012年6月5日(火) 曇り一時小雨
歩程
登り1:35、下り1:35、合計3:05
歩行距離
6.7km
標高差
450m
累積標高差
+507m、-507m
登山口
花沢の里駐車場mapon
交通機関
 東名道焼津ICから5km
登山コース
花沢の里駐車場-鞍掛峠-満観峰-日本坂峠-花沢の里駐車場
コースmap
満観峰

 

山行の記録

 コースタイム詳細

花沢の里駐車場10:40-(0h55m)-鞍掛峠11:35/40-(0h40m)-満観峰12:20/13:00-(0h50m)-日本坂峠13:50/55-(0h25m)-高草山法華寺14:20-(0h20m)-花沢の里駐車場14:40

 

 花沢の里~満観峰

焼津は古事記に語り継がれる草薙の剣の舞台となったところです。日本武尊が東征のとき敵の策略により草原に火を放たれたと言います。このとき草を払って火を消し止めた剣が草薙の剣、その地が焼津と伝えられています。また焼津と静岡を結ぶ日本坂峠は大化の改新の翌年、「ひむがしの海のみち」として制定された古い官道で後の東海道の一部になった道です。

やはり千葉から焼津は遠いものです。高速道路はあまり渋滞していませんでしたが駐車場に付いたのは10時過ぎになってしまいました。

花沢の里は古い民家の残る集落です。小さな流れに沿って続く坂道には古い民家、水車小屋などもありました。やがて集落の中の道は石段を登って行くようになります。振り返ると狭い谷に沿って屋根を並べる集落の先に焼津の海岸線が見えていました。

花沢の里から鞍掛峠へ
オシャモッツァンと言う大岩
石段の道を登って行きます
振り返る花沢の里

緑色の木立の中を登って行く道は舗装道路を横切りながら峠を目指して登って行きます。鞍掛峠は林道が通るところ。左手に続く山道は高草山へと続く道です。我々は杉林の中に続く道を満観峰へと向かうことにします。

緩やかに登って行く登山道は稜線を右に折れお茶畑が広がる小尾根の上を登って行きます。農作業用のケーブルやモノラックなども敷かれていましたがこのような高いどころでのお茶畑は大変なようです。一部は耕作が放棄されてお茶の木が背丈ほどに伸びていました。

緑の木立の中を登って行きます
林道が通る鞍掛峠
広く開けた満観峰
静岡の街並みの先に富士山

広く開けた満観峰の山頂にはベンチや東屋が置かれています。人気の山と言うこともあり平日にもかかわらず多くのハイカーが山頂で展望を楽しんでいます。目の前には焼津の海岸線と日本平。その左には静岡の街並みとそれから続く安倍奥と呼ばれる山々が頂を連ねています。その上には白く濁った空の中に富士山が霞んでいました。

 満観峰~日本坂峠~花沢の里

展望を楽しみながら山頂で昼食を取った後、日本坂峠へと下ることにします。お茶畑の中を下って行く道は小さなコブを越えながら下って行きます。434.1mの三角点が置かれた小さなコブの手前では細かい雨が落ちてきました。

日本坂峠へ下って行きます
お茶畑の中の登山道
434.1mのピークに三角点
曇り空の下に東名道

急いで雨具を着みましたがそれほどの雨にもならないようです。しばらくすると鳥の声も聞こえてきました。

たどり着いた日本坂峠は古い峠道です。予定では花沢山の頂を踏んでから戻ろうと思っていましたが、暗く曇った空の下では早めに登山口へ戻ったほうが良さそうです。

日本坂峠
高草山法華寺の山門

沢に向かって下って行く道は暗い林の中を下って行きます。途中、舗装道路を越え杉林の中を下って行くと程なく高草山法華寺の境内にたどり着きました。このお寺は天台宗のお寺で奈良時代に創建された国分尼寺が起源と言われています。石段の上には観世音の扁額を掲げる本堂、左手には日枝神社の社も祀られていました。

ここからは舗装道路を駐車場へ。道端に置かれた無人販売所で青梅などを買い求めると程なく駐車場にたどり着きました。

 満願峰に咲く花

登山道にはハナミョウガやムラサキカタバミなどの花を見付けることはできますが、あまり目立った花は咲いていません。

満観峰から日本坂峠への稜線にはハコネウツギやトベラなど海岸近くに咲く花が咲いていました。赤や白の花を付けるハコネウツギは東海地方に多いようです。ハコネと名が付くようですが箱根にはあまり自生していないと言います。

 

 コース GPSmap

 クリックするとGPSLogをダウンロードします。

 

その他のコース・山行記録
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