鍋割山~丹沢表尾根から続く稜線上の頂へ~ 


標高
鍋割山 1,272.5m
山域
丹沢
登山日
2010年11月03日(水)
歩程
合計 6:35
歩行距離
15.0km
標高差
1,032m
累積標高差
+1363m、-1363m
登山口
大倉バス停mapon
交通機関
 小田急渋沢駅、 神奈中大倉バス停
登山コース
大倉バス停~バカ尾根~鍋割山~後沢乗越~大倉バス停
コースmap
鍋割山 登山コース

 

山行の記録

 コースタイム詳細

大倉バス停~(0:25)~観音茶屋~(0:20)~見晴茶屋~(0:35)~駒止茶屋~(0:25)~堀山の家~(1:00)~花立山荘~(0:25)~金冷やし~(0:50)~鍋割山~(0:50)~後沢乗越~(0:20)~二俣~(1:05)~大蔵バス停

 

 大倉尾根~花立て山荘

丹沢は首都圏に近いこともあり何時も多くのハイカーで賑わうところです。その登山道の一つ大倉尾根はバカ尾根とも呼ばれ、登山口へのアクセスも便利で丹沢入門の登山コースとして多くのガイドブックにも紹介されています。しかし標高320mから登り始める登山道は塔ノ岳まで標高差1,100m、北アルプスの山々と比べても決して侮ることのできないコースと言うことができます。

渋沢駅から神奈中バスで大倉へ向かいます。秋本番の休日ということもバスはたくさんのハイカーであふれていました。

たどり着いた大倉のバス停から舗装道路をしばらく登るとバカ尾根の登りが始まります。杉林の中に続く登山道はたくさんの人が後になり先になり山頂を目指しています。最近は若いハイカーも多くなってきたようで、カラフルなウェアーを着た女の子や、職場の同僚なのか男連れのパーティも目立つようになってきました。

見晴らし茶屋
見晴らし茶屋で小休止
樹林帯の登り
樹林帯の中を登って行きます

しばらく登った観音茶屋で最初の一休み。好天に恵まれたこともあり気温も少し上がっているようです。雑事場に道を左に分け杉林の中の道を登って行きます。緩やかに登って行く登山道は首都周辺の人気のコースと言うこともあり階段など整備が行き届た道です。

数年前にこのコースを登った時には見付けることができませんでしたが近くには大倉尾根の三角点があります。杉林の中をしばらく探してみると杉の切り株の傍に土に埋もれた標石を発見。植林の作業で見付けたのか、三角点の傍には小さな私製の杭が打ち付けられてありました。

樹林帯の登り
樹林帯の中を登って行きます
大倉尾根の三角点
駒止茶屋の上に三角点
堀山の小屋
堀山の小屋
階段の急坂
階段の急坂を登ります

ここからは雑木林の中を登る急坂が始まります。一度緩やかになった道は戸沢から登ってくる道を合わせると再び急な登りに変わります。

露岩帯を越えると花立山荘への急な階段の登りです。振り返ると曇りがちな空の下に渋沢の町並み、青く霞んだ山並は大野山付近の山々でしょうか。この付近は赤土で滑る急坂として記憶に残っているところですが、階段も良く整備され記念植樹などの案内板も彼方此方に立っていました。

 花立て山荘~金冷やし~鍋割山~後沢乗越~大倉バス停

たどり着いた花立山荘の前に腰をおろして昼食です。時間の少し遅れ気味と言うことで当初予定していた塔ノ岳の山頂には立ち寄らず、金冷やしから鍋割山を目指すことにしました。

花立て山荘からは明るい稜線歩きが始まります。この付近はすでに紅葉の真っ最中を迎えているようで、緩やかに続く稜線は黄色の衣をまとい、その中に真っ赤なモミジが彩りを添えています。マユミの赤い実の先に塔ノ岳の山頂を眺めながら細くなった稜線を登ると金冷やしです。

明るい階段の登り
階段の急坂に息を切らせながら
振り返るバカ尾根
振り返るバカ尾根の登山道
花立て山荘
花立て山荘で昼食
金冷やしへ続く稜線
明るい稜線を金冷やしへ
紅葉の稜線
紅葉が進んだ鍋割山への稜線
鍋割山への稜線
鍋割山への稜線
倒れた宮標石
二股分岐付近には倒れた宮標石

ここからは道を左に。雑木林の心地良い稜線は小さなアップダウンを繰り返しながら鍋割山を目指します。途中、二俣への分岐点周辺にはたくさんの宮標石が転がっていました。登山道修復の過程で引き抜かれたものか、中には階段のふみ石として利用されているものもあります。この付近もまた御料地があった所のようで、少し下った道端のコブの上には御料局境界点と刻まれた標石もありました。

この稜線もたくさんのハイカーでにぎわう稜線です。我々と反対に鍋割山から金冷やしを目指しているハイカーもたくさんいました。

たどり着いた鍋割山の山頂もたくさんのハイカーで賑わっています。中には名物の鍋焼きうどんを食べている人もいましたが味のほどは。山頂標識の近くに腰をおろして休憩です。

鍋割山の山頂
鍋割山の山頂
後沢乗越の分岐点
後沢乗越の分岐点
二俣に荷揚げ用のパットボトル
二股には水を入れたペットボトル
国定公園の案内板
長い林道には国定公園の案内板

ここからは後沢乗越を目指して急坂を下って行きます。急な階段などもありますがやはり下りは楽なもの50分ほどで後沢乗越の分岐にたどり着きました。

ここで小休止、ジグザグに急な坂を下ると沢筋です。さらにしばらく下りと二股にたどり着きました。ここには鍋割山荘のパジェロが停まっています。傍には2リットルのパットボトルが置かれています。体力に余裕のある人は山荘まで持ってきてほしいとか。確かにトレーニングにはなりそうですがあまり自信はなさそうです。

河原の傍で小休止してから長い林道を下り始めます。大倉が近づき始めるころには秋の日は暮れ始めてきました。それでもヘッデンのお世話にもならず長い山行を終えることができました。

その他のコース・山行記録
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