八紘嶺~安倍峠から続く稜線上にそびえる富士山展望の頂~ 


標高
八紘嶺 1917.8m
山域
静岡
登山日
2009年5月1日(金)
歩程
登り1:50、下り 1:25、合計 3:15
歩行距離
4.9km
標高差
452m
累積標高差
+561m、-561m
登山口
安倍峠東側登山口mapon
交通機関
 東名道静岡ICから56km
登山コース
安倍峠登山口-0:30→安倍峠分岐-0:20→富士見台付近-1:00→八紘嶺山頂-1:00→安倍峠分岐→0:25→安倍峠登山口
コースmap
八紘嶺 登山コース

 

山行の記録

 登山口~八紘嶺~登山口

八紘嶺は安倍奥にそびえる富士山展望の山です。大谷崩れで有名な大谷嶺から十枚山、青笹山へと続く稜線上の頂の一つで、山梨と静岡の県境の山でもあります。

たくさんの温泉宿でにぎわう梅ヶ島温泉から林道豊岡梅ヶ島線で登山口のある安倍峠まで。これから先は身延へと下っていく道が続いているようですが現在は通行止めでした。登山口の駐車場にはすでに数台の車が停まっていました。

登山口からはいきなり急な登りが始まります。木の階段に汗を流しながら小さな頂きの上に登ると右手が崩壊した山肌が目に入ります。

安倍峠の登山口
安倍峠分岐

大谷崩れもそうでしょうが、この付近の山は崩壊が進んでいるところが多いようです。登山道はひとまず安倍峠分岐へと下って行きます。地図などでは登山道は尾根通しに富士見台付近に登って行っていたようですが、斜面が崩壊したためか付け直されているようです。

安倍峠分岐からは富士見台へと登って行きます。たどり着いた稜線にはロープが張られ、右手は深く切れ落ちています。振り返ると安倍峠の先に少し霞んだ富士山がそびえていました。

富士見坂からは富士山が
急なガレ場をトラバース

道端で一休みしたのち、左手が崩れたガレ場をトラバースするように稜線上のこぶを目指し登って行きます。途中には固定ロープもある急な登りに息を切らせながらジグザグを繰り返すと小さなコブの頂。稜線をたどる道は小さなアップダウンを繰り返しなら高度を上げていきます。


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登山道から眺める安倍川流域の山々 (PanoramaMakerで作成)

富士見岩の上に立つと木立の先に富士山がそびえていました。最後の急な登りに息を切らせると八紘嶺の山頂です。正面の木はかなり大きく成長しているため、ガイドブックなどで紹介されている富士山の展望を楽しむことはできません。それでも梢の間から富士山がその姿を見せてくれました。

富士見岩から富士山
八紘嶺の山頂
木立の間から富士山
咲き残ったアカヤシオ

この山頂は七面山へと向かう道、大谷嶺へと向かう道が交差するところです。七面山は法華宗の七面山奥の院のある信仰山ので、敬慎院などの宿坊もあると言います。八紘嶺から七面山へは3時間ほどの行程のようですが帰りの便などを考えると縦走にはそれなりの体力が必要でしょう。

山頂からは往路をたどり安倍峠に戻ることにします。途中で一休みしたのち安倍峠の駐車場へ。途中、咲き残ったアカヤシオの花をカメラに収めながら急な階段を下りました。

その他のコース・山行記録
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