四阿屋山~フクジュソウとセツブンソウの咲く山は奥秩父の展望の頂~ 


標高
四阿屋山 771.6m
山域
奥秩父
登山日
2008年3月11日(火)
歩程
登り1:45、下り1:05、合計2:50
歩行距離
5.5km
標高差
467m
累積標高差
+530m、-530m
登山口
道の駅両神温泉薬師の湯mapon
交通機関
 関越花園ICから39km
登山コース
道の駅両神温泉薬師の湯-1:10→展望広場-0:35→四阿屋山-1:05→道の駅両神温泉薬師の湯
コースmap
四阿屋山 登山コース

 

山行の記録

 道の駅両神温泉薬師の湯~四阿屋山

四阿屋山は両神山の東に派生する支尾根の末端に位置する小さな山で、両神山など奥秩父の山の好展望台として知られている山です。また四阿屋山はフクジュソウの群生地としても知られた山で、山居のフクジュソウ園地では毎年多くの観光客を集める福寿草祭りが開催されていると言います。

登山口の近くに祀られた薬師堂は日本三體薬師の一つと言う古い薬師堂。古くから目薬師として多くの人から信仰を集めと言います。古びた薬師堂には、めと書かれた絵馬や千羽鶴がかけられていました。薬師堂裏手の林の中には両神神社の小さな社が祀られていました。

登山道はここからオオイヌノフグリやホトケノザが咲き始めた沢沿いの道を緩やかに登り始めます。一度、林道に出た登山道はキャンプ場の中から杉木立の斜面を登って行きます。途中にはフクジュソウの自生地もあるようですが芽吹きも見つけることはできません。

日本三體薬師の一つと言う薬師堂
めと書かれた絵馬が奉納されています

山居へと向かう林道を越えると再び登山道は緩やかに杉林の中を登って行きます。やがてフクジュソウ園地への道を左に分けると広く開けた展望園地にたどり着きました。振り返ると木立の先に武甲山の切り立った山頂、その奥には大持山や小持山がそびえていました。

展望園地からは急な坂道をひと登り。やがて鳥居山コースからの道を合わせると両神神社の奥社にたどり着きました。ここからは正面の急坂を登って行った記憶が残ってますが急坂のため通行禁止とか。登山道は急坂を巻くように左手の尾根に向かい坂道を登って行くようになります。ジグザグに登る坂道にはクサリも張られていますが思いのほか疲れる登りです。

日本三體薬師の一つと言う薬師堂
めと書かれた絵馬が奉納されています
両神神社の小さな社
山頂直下に祀られた両神神社の奥社

やがてつつじ新道から登ってくる道を左手から合わせると狭い四阿屋山の山頂にたどり着きました。秩父側は木立がうるさく展望は得られないものの、西側は霞んだ春の空の下に奥秩父の展望が広がっています。正面にギザギザとした岩峰を連ねるのは両神山。その右手には二子山の岩峰がそびていえいました。

 四阿屋山~道の駅両神温泉薬師の湯

山頂で昼食ののち、両神神社の奥社に向かい急坂を下って行きます。奥社から少し下った展望園地。明るい春の日を浴びる園地にはフクジュソウが黄色い花を付けていました。さらにしばらく下るとフクジュソウ園です。甘い匂いを漂わせるロウバイや紅梅とともにたくさんのフクジュソウが自生しています。柔らかい春の光を一杯に浴びる黄色いフクジュソウ。まだ花を付ける草木も少ないこの時期、大きな花弁には蜜を求めて虫がとまっていました。園地の外れには赤い花を付けるチチブベニと呼ばれるフクジュソウも咲いていました。

急な階段にはクサリも張られています
つつじ新道からの道を合わせ山頂へ
小さな四阿屋山の山頂
四阿屋山から眺める両神山

山名表示 ※クリックすると山名を表示・非表示します。
四阿屋山から眺める奥秩父の山 (PanoramaMakerで合成)

山居のフクジュソウ園からは往路を下って行くことにします。しばらく下った分岐点で薬師堂コースへの道を左に分け急な階段を下って行きます。やがて眼に前に薬師の湯の屋根が見えるようになると車を停めた道の駅です。

山で出会った花たち

道の駅からは堂上のセツブンソウ自生地を訪れることにします。堂上へと続く道は両神山と登山口の一つであった白井差口へと続く道です。小さな駐車場に車を停めセツブンソウの自生地へ。小森川の雑木林に広がる自生地は日本最大のセツブンソウの自生地とか。今年の冬は寒かったこともあり今がまさにセツブンソウの真っ盛りです。白い小さな花を付けるセツブンソウは5弁花、中には花弁の枚数が多いものもあるようです。デジカメを持っていたおじさんに教えてもらいましたが珍しい2輪になって咲いているものもありました。

 

その他のコース・山行記録
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