四阿山~ゴンドラを利用して登る百名山~ 


標高
四阿山 2,354m
山域
上州・北関東
登山日
2002年8月11日(日)
歩程
登り1:35、下り1:35、合計3:10
歩行距離
6.8km
標高差
315m
累積標高差
379m、-379m
登山口
パルコール嬬恋スキー場mapon
交通機関
 渋川伊香保ICから71km
登山コース
嬬恋スキー場 -(ゴンドラ)→ 山頂駅 -1:35→ 四阿山 -1:35→ 山頂駅 -(ゴンドラ)→ 嬬恋スキー場
コースmap
四阿山 バラギ高原コース

 

四阿山の由来は山の形が東屋に似ていることから名付けられたとも、日本武尊が弟橘姫を「吾妻はや」と呼んだという古事記の言い伝えによるものとも言われています。

日本百名山のひとつに数えられるこの山は、むしろ山麓に広がる菅平のラクビー合宿所として、また嬬恋スキー場の山として知られたところです。登山道は鳥居峠から四阿山の山頂を目指し隣の根子岳へと続く縦走路が良く利用されていると言います。しかし、山麓の嬬恋スキー場のゴンドラを利用すると比較的簡単にその山頂に立てる山です。

山行の記録

 四阿山

冬はたくさんのスキーヤーで賑わうこの高原も、今は訪れる人もまばらです。リュックザックを肩に担いだハイカーやスニーカーを履いた観光客がゴンドラを待っていました。ゴンドラは数分で標高2,000メートルの山頂駅へと我々を運んでくれます。たどり着いた山頂駅からは白い噴煙を棚引かせる浅間山。左手には草津白根や横手山、岩菅山などの草津の山々を一望することが出来ます。

山頂駅からは、広い登山道を山頂へと登って行きます。途中、リフトの山頂駅の近くには夏の草原を彩るピンクのヤナギラン。お馴染みのアキノキリンソウなどのほかにはヒヨドリソウが咲いていました。ここからはシラビソの林の中を緩やかに登る登山道が始まります。心地よい登山道をしばらく登ると視界が開け、左手には白煙を吐く浅間山が見えます。やがて尾根が細くなってくると山頂へ登る急な岩場です。道端にはゴゼンタチバナなどお馴染みの高山の花がチラホラ。なおも細い稜線を登って行くと四阿山の山頂にたどり着きました。小さな祠の祀られた山頂にはすでに数人のハイカーがお弁当を広げています。

ロープウェイで山頂駅まで
山頂駅からは草津の山々を一望できます
白い噴煙を今も吐き続ける浅間山
目の前には根子岳がそびえていました

目の前に広がる360度の展望はなかなか素晴らしいものがあります。正面の稜線から続く頂は根子岳。花の百名山に名前を連ねる笹の稜線にはお花畑が広がっていると言います。左手には白い噴煙を噴き上げる浅間山。外輪山の最高点である黒斑山。それに続く頂は水ノ登山や篭ノ登山。さらにその右手に湯ノ丸山や烏帽子岳の頂が続いています。

山頂での展望を楽しんだのち、ゴンドラ駅に戻ることにします。右手に浅間山、正面に草津の山並みを眺めながら登山道を下って行くとほどなくロープウェイの山頂駅です。

Panorama
四阿山から眺める浅間山 (カシミールで)

 

その他のコース・山行記録
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