札幌岳~冷水沢にそった登山道を登ると札幌の街並みが開ける山頂~ 


標高
札幌岳 1,293.8m
山域
北海道
登山日
1998年10月11日(日)
歩程
上り2:25、下り2:10、合計4:35
歩行距離
10.71km
標高差
857m
累積標高差
875m、-875m
登山口
札幌岳登山口mapon
交通機関
 札幌駅から32km
登山コース
登山口 -1:15→ 冷水小屋 -1:10→ 札幌岳 -1:00→ 冷水小屋 -1:10→ 登山口
コースmap
札幌岳 冷水沢コース

 

札幌岳は空沼岳とともに、札幌近郊で比較的たくさんの人に登られているポピュラーな山です。空沼岳と札幌岳を結ぶ縦走路もあり、夏冬ともに楽しめる山と言います。

そろそろ道央の山々にも紅葉前線は下りはじめ、短い北国の秋は足早に通り過ぎようとしています。札幌から国道230号線で定山渓に。豊平峡ダムに向かう道をしばらく登って行くと札幌岳の登山口です。小さな登山ポストのおかれている駐車場にはすでに数台の車が停まっていました。

山行の記録

 登山口~冷水小屋

登山口からは朝露を含んだ笹に覆われた登山道を登り始めます。唐松林の中をしばらく登ったところが台風高原と言われるところ。洞爺丸台風と記憶していますが、強い風により木々がなぎ倒された所です。10年ほど昔、この山に登ったときは背丈ほどの植林の中を登って行った記憶があります。今では日の光も差し込まない唐松の林が続いています。しばらく冷水沢に沿って登る道は、渡渉を繰り返しながら冷水小屋へたどり着きました。この小屋は北海学園大学が管理する小屋で、週末には管理人もいると言います。

紅葉に包まれた登山道から眺める札幌の山
しばらくするとこの稜線も冬の装いを始めます

 冷水小屋~札幌岳

ここからは標高差200メートルほどの急坂を一気に登ることとなります。明るい尾根道は今が紅葉の真っ最中。トドマツやエゾマツの緑にダケカンバやイタヤカエデの黄色、モミジの赤が織り成す紅葉の中を、ジグザグを切りながら高度を上げて行きます。振り返ると無意根山や余市岳の稜線がはるかに霞んでいました。

急な坂道をひと登りすると傾斜も緩やかになり、明るい笹とダケカンバの尾根道を登って行きます。やがてハイマツが現れてくると山頂は目の前です。

広く開けた山頂からは目の前に大きく広がる札幌の市街。小さく頭を持ち上げる藻岩山やテレビアンテナを頭に載せた手稲山。さらに右手に目を向けると空沼岳とその向こうに恵庭岳。低山にしてはなかなかの展望が広がっています。この山頂で少し早いようですがコッヘルを取りだし昼食としました。

 札幌岳~登山口

昼食の後、往路をたどり登山口へ。当時はきつい登りと感じていた冷水沢からの登りも、それほどのきつさも感じなかったようです。

今この山で目に付く花はツルリンドウ、ゴゼンタチバナにカニコウモリ。もちろん花を付けているのはツルリンドウだけでした。

 

その他のコース・山行記録
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