国師ヶ岳から北奥千丈岳~大弛峠から奥秩父の最高峰へ~ 


標高
国師ヶ岳 2,591.8m、北奥千丈岳 2,601m
山域
奥秩父
登山日
1993年9月5日(日)
歩程
合計 1:45
歩行距離
3.0km
標高差
242m
累積標高差
268m、-268m
登山口
大弛峠mapon
交通機関
 中央道勝沼ICから43km
登山コース
大弛峠 -0:20→ 夢ノ庭園 -0:25→ 前国師 -0:15→ 国師ヶ岳 -0:10→ 北奥千丈岳 -0:35→ 大弛峠
コースmap
国師ヶ岳、北奥千丈岳 登山コース

 

北奥千丈岳は奥秩父の最高峰でありながら、あまり目立たない丸みをもった山頂ということもあって、五畳岩を頭に載せた金峰山や急峻な岩壁の鎧を着た瑞牆山に比べ訪れる人も少ない山です。甲武信ヶ岳などから眺めると長い稜線の先に大きくそびえるこの山も、奥秩父の最深部を縦断する大弛峠からは簡単な山旅を楽しむことが出来ます。

中央自動車道の勝沼インターから巨峰ノ丘と言われる牧丘へ。ここから焼山峠を越えると金峰温泉です。ここで道を左手に折れ、牧場に沿った林道を登って行くと道は砂利が敷かれたダートコースとなります。かなり荒れていて車の腹を擦りそうな道が続いています。やがて正面に金峰山のシンボルである五丈岩が大きく見えてくると、目指す大弛峠まではわずかの距離です。

山行の記録

 大弛峠~夢ノ庭園~国師ヶ岳~北奥千丈岳

山梨県と長野県の県境となっている大弛峠には、すでにたくさんの車が駐車していました。やはり普通車よりは4WDなどが多いようです。右手の大弛小屋の傍から原生林の中をたどる遊歩道を登りはじめます。しばらく登ると、シラビソとハイマツ、ダケカンバが花崗岩と巧みに調和した夢ノ庭園にたどり着きました。

ここからはシラビソの原生林の中をたどる急な登りが始まります。たどり着いた稜線は前国師。左手には国師ヶ岳の小さな頂、右手には北奥千丈岳の頂を指呼の間に望むことができるところです。ふり返ると五丈岩を山頂に乗せた金峰山。甲府盆地を挟み広がるスカイラインは南アルプスの峰々・・・。雲が湧きあがっているもののなかなかの景色です。

シラビソの尾根道には夢ノ庭園
稜線から眺める黒金山、乾徳山

ここからしばらく進むと石楠花新道の分岐点。左手の道を緩やかに登ると広く開けた国師ヶ岳の山頂にたどり着きました。目の前の尾根の先には乾徳山、左手の雲の下に広がる山並みは飛竜山、雲取山などの奥多摩の山でしょうか。

山頂で展望を楽しんだ後、奥秩父の最高峰である北奥千丈岳へと向かうことにします。分岐点に戻り登り返すと大きな岩が散在する北奥千丈岳の山頂です。

残念ながら午後も2時を過ぎると天気はあまり芳しくありません。金峰山の山頂は吹き上げる雲に隠れなかなかその姿を見せてくれません。それでも雲に霞みながら八ヶ岳が長い裾野を広げていました。何時まで待っても雲は晴れそうもありません。山頂の展望を諦め、往路をたどり大弛峠へと下ることにします。峠まではシラビソの林の中を30分ほどの道程です。

その他のコース・山行記録
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