称名山常念寺 


 寺社の種類:時宗の寺院
 創建の時期:康治2年(1143年)
 本尊:阿弥陀如来
 札所:-
 所在地:栃木県足利市通7丁目3094
 訪問日:2023年2月20日

 

栃木県足利市通にある時宗の寺院です。平安末期の創建と言われ、時宗の開祖一遍上人の法孫が遊行で荒廃した寺の再建に尽力されたと伝えられています。

萬松寺の山門
萬松寺の本堂

コンクリート造りの本堂には足利七福神の奉納旗が立っています。開運厄除・学業成就の毘沙門天のお寺です。

地蔵菩薩
馬頭観音
庚申塔
自然石の庚申塔
供養塔と庚申塔
庚申塔

本堂の上には福厳寺が管理している子安観音堂がありました。観音堂から続く山道にはたくさんの庚申塚や馬頭観音、石仏が祀られています。ここの庚申塚は自然石に庚申の文字を刻んだものが多く、関東南部の青面金剛を刻んだものは無いようでした。地域のよってその形態も違うようです。

 時宗(じしゅう)遊行宗(ゆぎょうしゅう)

日本仏教の一宗派。念仏系の宗派で1276年一遍(いっぺん)が開いた。阿弥陀経を根本経典とし経中の臨命終時の言葉を宗の名とした。

 

 一遍(いっぺん)・遊行上人(ゆぎょうしょうにん)・円照大師(えんしょうだいし)

鎌倉中期の僧。1239~1289年。時宗(じしゅう)の開祖。延暦寺に入り太宰府で法然の孫弟子聖達に浄土教を学ぶ。他力念仏を唱え衆生済度のため、民衆に踊り念仏を勧め全国を遊行した。

 

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