大岡川・上大岡駅から源流 


 二級水系 大岡川
 歩程:行動時間 行動時間 3:20、歩行時間 3:20
 歩行距離:12.5km
 累積標高差:+250m、-212m
 アプローチ:往路・市営地下鉄上大岡駅、復路・神奈中バス港南台駅
 訪問日:2022年10月11日

 

 コースタイム


上大岡駅13:05~青木神社13:15~横浜刑務所13:35~かわじま取水庭13:55~若宮御霊神社14:15~氷取沢神社15:05~大岡川源流15:30~いっしんどう広場15:45~港南台駅16:25

 

 上大岡駅~大岡川源流


桜の咲く時期に歩いた大岡川、今回は上大岡駅から大岡川源流の川歩きです。

上大岡駅の先で日野川を分けた大岡川は、笹下川と名前を変え笹下釜利谷道路に沿って南へと流れていきます。この道は鎌倉古道下の道が通っていたところと言います。

上大岡駅
久保橋から遊歩道
大岡川の川沿いに親水歩道
川沿いに続く舗装道路

たくさんの人で賑わう上大岡駅から九保橋に、ここからは川沿いに続く舗装道路が始まります。

川の流れに沿って歩ける親水歩道も整備されていました。しばらく進むと青木神社です。ヌエの宮、盗っ人の宮とも呼ばれる神社で、大雨による土砂崩れで上流にあった神社がこの地に流されたという話が残っています。

石鳥居の先は青木神社
青木神社の社
住宅地の中の大岡川
笹野橋を渡り

青木神社からは住宅地の中をたどるようになります。細くなった川は典型的な都市河川のようにコンクリートの護岸に覆われていました。

途中、川は日野川を分けるようになります。しばらく歩くとたくさんの人で賑わう港南中央駅、近くの学校で運動会が行われているようで校庭からは応援の歓声が聞こえていました。

住宅地の中を流れる大岡川
港南区役所
港南ふれあい公園近くの細い流れ
横浜刑務所

笹下川と名前を変えた川は、横浜刑務所の側を流れていきます。川沿いに続く道は笹下釜利谷道路、かつての鎌倉古道・下の道ですが道標など往時の面影は見当たりません。

岡本橋記念碑
岡本橋記念碑の案内板
住宅地の中の細い流れ
大橋を渡り

大橋を渡るとかわじまの碑があります。碑文によると大岡川が東に大きく蛇行して島のようになっていたところで北見氏の住居があったところです。川には大きな取水堤がかかっていました。

住宅地の中の細い流れ
かわじまの碑
かわじま取水庭
環状2号線の高架下をくぐり

川島橋を超えると環状2号線の下をくぐり再び笹下釜利谷道路を歩くようになります。車の流れも多い幹線道路ですが平日のためかシャッターを下ろしたお店屋さんが目立ちます。

根岸線のガード下をくぐった道は環状3号線を渡ります。細くなった大岡川は笹下釜利谷道路の右に、左にと蛇行を繰り返しています。川幅もかなり狭くなり流れも浅くなっていました。

笹下釜利谷道路にかかる新川橋
若宮御霊神社の石柱
境内に拝殿
境内に庚申塚

洋光台へと向かう道を右に分け川に沿って進むと若宮御霊神社です。急な階段を登った境内には大きな庚申塚が祀られていました。

左右手川に架かる橋
葛などに覆われた細い流れ
向坂橋
細くなった大岡川
氷取沢神社の石鳥居
氷取沢神社

しばらく歩いた氷取沢神社は氷取村の鎮守で大山祇神を祀ると神社と言います。ここからは市民農園の中を登って行くことになります。見上げる高速道路の下からは氷取沢市民の森のハイキングコースが始まります。

大岡川の細い流れ
高速道路の下に氷取沢の市民農園
細い流れの側にハイキング道
流は細くなります

細くなった流れを歩いて行くとおおとや広場、沢に沿ったハイキングコースには大岡川源流の碑が建つ沢にたどり着きました。ここから先も細い流れが稜線へと続いていました。

大岡川はここから横浜港へと続く延長12kmの2級河川、水源の標高は153m(円海山:氷取沢)とされています。右手の細い沢が円海山の下へと続いているのでしょう。

 

 大岡川源流~いっしんどう広場~港南台駅バス停


氷取沢源流の碑からハイキングコースを登って行くと市民の森の尾根道にたどり着きます。左手は天園、大丸山方面へと続く尾根道です。ハイキングコースを行きかう人も多くなるところです。

大岡川源流の石碑
市民の森の尾根道にたどり着きます
市民の森の案内板
いっしんどう広場

右手を僅かに進むといっしんどう広場です。ベンチの前は視界が開け目の前には鎌倉方面の低い稜線、そろそろ日も落ち始める空に溶け込むように富士山がそびえていました。この近くから眺める富士山は関東の富士見百景にも選ばれていると言います。

いっしんどう広場から尾根道を歩くと環状3号線にたどり着きます。ここからは大船駅行きのバスが出ているようですが、今日は港南台駅まで歩き上永谷駅へのバスに乗ることにしました。

鎌倉の街並みの先に富士山
港南台駅のバス停

港南台駅は学生などたくさんの人で賑わっていました。駅前からは上永谷駅のほか上大岡駅などのバスもたくさん出ていました。

大岡川は横浜を流れる水系の一つ、境川や柏尾川から太平洋へと流れる川も幾つかありますが、横浜港へと流れる川は大岡川のほか帷子川や鶴見川、掘割川があります。機会があれば帷子川も歩いてみたいものです。

 

 コース GPSmap


 クリックするとGPSLogをダウンロードします。

 

 訪問者数 今月:22件
 Back