般若山観音寺 


 寺社の種類:真言宗智山派
 創建の時期:弘仁8年(810年)
 札所:武蔵野七福神・寿老人
 所在地:埼玉県飯能市山手町5番地17号
 訪問日:2020年1月11日

 

飯能市の真言宗智山派の寺院です。武蔵野七福神の寿老人を祀るお寺です。高麗郡三十三ヶ所霊場の十番札所とも言います。

境内の山門
境内の先に本堂
境内に由緒書き
千社札が張られた本堂
四国八十八カ所お砂場
本堂の内部
境内に六地蔵

境内には武蔵野七福神の赤い奉納旗がたなびいています。本堂には西国、坂東、秩父の本尊を写しを合わせた百体観音が安置されています。

 

 真言宗智山派(しんごんしゅうちざんは)

真言宗の新義真言の一派。宗祖覚鑁(かくばん)は真言宗の教義に念仏を加味し、高野山の大伝法院にあって布教に努めた。その教勢が高野本山をしのいだため紛争を生じ1140年円明寺を開いて分立した。

 

 如意輪観音(にょいりんかんのん)

六観音または七観音の一つで如意宝珠と法輪の力によって生きとし生けるものを救済するという。延寿、安産、除難の功徳があるとされている。普通は6臂の像で、座像は輪王座。右の第一手は必ず思惟(しゆい)手となるのが特徴。

 

 不動明王(ふどうみょうおう)

五大明王・八大明王の主尊。悪魔を下し仏道に導きがたいものを畏怖せしめ、煩悩を打ちくだくと言います。

忿怒の姿で火焔の中にあり、右手に剣、左手に索縄を持ち、心の内外の悪魔をはらうとされています。

 

 真言宗(しんごんしゅう)

弘法大師空海(774~835)が唐で学んだ密教を教義に平安初期に開いた。大日如来を教主とし、身口意(しんくい)三密の加持力で即身成仏(じょうぶつ)させるのを本旨とする。

 

 六観音(ろくかんのん)

六観音は六道輪廻の思想に基づき、六種の観音が六道に迷う衆生を救うという考えから生まれたもの。地獄道 - 聖観音、餓鬼道 - 千手観音、畜生道 - 馬頭観音、修羅道 - 十一面観音、人道 - 准胝観音、天道 - 如意輪観音とされる。天台系では准胝観音の代わりに不空羂索観音を加えて六観音とする。

 

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