冬木辨天堂(冬木弁天堂) 


 寺社の種類:真言宗の寺院
 創建の時期:‐
 本尊:弁財天
 札所:深川七福神3番
 所在地:東京都江東区冬木22‐31
 訪問日:2018年1月3日

 

深川七福神の弁財天祀るお寺です。

材木商冬木直次が江戸初期、近江竹生島弁財天の分霊を日本橋茅場町の邸内にまつり、のちに孫の弥平次がこの地に移したと言われています。

冬木弁天堂
冬木弁天堂の扁額
満幕を張り巡らせた弁天堂
奉納額がかかっています

広大な冬木家屋敷に世話になった尾形光琳が、夫人のために描いたと伝えられる冬木小袖は、東京国立博物館に保存されています。

境内の御水屋
小さな境内に歌碑
小さな流れに岩窟
しめ縄が張られています
亀久稲荷の水盤
境内に狛犬

小さな境内には小さな流れ、その中にしめ縄が張られた岩窟がありました。

関連記録・コース

 真言宗(しんごんしゅう)

弘法大師空海(774~835)が唐で学んだ密教を教義に平安初期に開いた。大日如来を教主とし、身口意(しんくい)三密の加持力で即身成仏(じょうぶつ)させるのを本旨とする。

 

 弁才天・弁財天(べんざいてん)

インドの河神で音楽・智恵・財物の神として吉祥天とともに広く信仰された女神。

仏教に取り入れられ吉祥天と同一視されるようになった。八本の手で各種の武具を持つ像もあるが、鎌倉時代には二手で琵琶を持つ女神像が一般化した。日本では七福神の一人として民衆の信仰を集めてきた。

 

 空海(くうかい)弘法大師(こうぼうだいし)

平安時代の僧。真言宗の開祖。最澄と並ぶ平安仏教の確立者。15歳で母方の伯父阿刀大足(あとのおおたる)について京都へ遊学。延暦23年(804年)入唐し翌々年帰朝。高野山に金剛峰寺を建立し東寺(教王護国寺)を真言道場とした。

 

 大日如来(だいにちにょらい)

真言密教の教主。諸仏、諸菩薩の根元をなす理智体で宇宙の実相を仏格化した根本仏とされる。智徳の表現が金剛界大日、理徳の表現が胎蔵界大日とされ、天台宗では大日如来と釈迦如来は法身、応身で同体とし、真言宗では釈迦如来は顕教の教主とみて異体とする。

 

 吉祥天(きちじょうてん)

インド神話の神でビシュヌ神の妃とされた。仏教では徳叉迦(とくさか)を父に、鬼子母神(きしもじん)を母に生まれ、毘沙門天の妃とされる。仏法を護持する天女。天衣宝冠を着け左手に如意宝珠を捧げ持つ。

 

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