石井山長勝寺 


 寺社の種類:日蓮宗の寺院
 創建の時期:建長5年(1253年)、石井長勝が創建
 本尊:大曼荼羅
 所在地:神奈川県鎌倉市材木座2-12-17
 訪問日:2016年12月3日

 

日連に帰依した石井長勝が自宅に法華堂を建立して寄進したものが始まりとされる日蓮宗の寺院です。日蓮が松葉ヶ谷法難にあったとき帝釈天の使いとされる白猿に助けられたことから帝釈天出現の霊場とされています。

長勝寺の山門
境内に六地蔵
開山石井長勝の石碑
持国天と毘沙門天

境内の奥には大きな本堂があります。その前には高村光雲の作という大きな日蓮像、それを取り囲むように増長天広目天毘沙門天持国天の四天王の像が立っていました。

日蓮上人の石像
広目天
本堂の帝釈天堂
境内に香炉
六角堂
石段の上に本師堂

左手の石段の上には本師堂と法華堂があります。法華堂の前のもみじは真っ赤に色付いていました。

本師堂の内部
鐘楼
石段の上に法華堂
法華堂
法華堂の石段
関連記録・コース

 日蓮宗(にちれんしゅう)

仏教の一宗派。鎌倉時代に日蓮が開いた。法華経を所依(しょえ)とし南無妙法蓮華経の題目を唱える実践を重んじ、折伏(しゃくぶく)・摂受(しょうじゅ)の二門を立て、現実における仏国土建設をめざす。

 

 帝釈天(たいしゃくてん)

仏教の守護神。インドのベーダ神話のインドラ神が仏教に取り入れられたもの。十二天の一で東方を守る。須弥山頂の?利天(とうりてん)の主で喜見城に住む。

 

 増長天(ぞうちょうてん)

仏法守護の神。四天王の一神。南方世界を守護する。像は右手に刀を持ち,左拳を腰に当て甲冑を着ける。

 

 広目天(こうもくてん)

仏法守護の神。四天王、十六善神の一神。西方にあって仏法を守護する。悪人を罰して仏心を起こさせることをつかさどる。甲冑をつけ筆と巻物を持つ姿に表される。

 

 毘沙門天(びしゃもんてん)

仏法守護の神。四天王、十二天の一神。北方世界を守護する。黄色の身で忿怒の相をし、甲冑を着け左手に宝塔を捧げ、右手に矛または宝棒を持つ。法を聞くので多聞天とも呼ばれる。

 

 持国天(じこくてん)

仏法守護の神。四天王の一神。東方を守る。天衣を着て右手に宝珠、左手に刀を持つ。

 

 日蓮(にちれん)・立正大師

鎌倉時代の僧。日蓮宗の開祖。安房小湊の漁師の子という。17歳ころから鎌倉・比叡山などで11年間修行研鑽し、法華経こそ至高の経典であるとの確信を得、1253年故郷の清澄山頂で題目を高唱して開宗した。

 

TAG:衣張山から獅子舞 2016.12.3
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