日蓮聖人辻説法跡 


 観光地の種類:史跡
 所在地:神奈川県鎌倉市小町2丁目
 訪問日:2014年1月7日

 

鎌倉の蛯子神社近くに日蓮聖人の辻説法跡があります。

日蓮宗の宗祖である日蓮聖人は比叡山で修行を積んだのち建長5年(1253年)鎌倉に入りました。鎌倉では松葉が谷の草庵に住まいし連日小町大路の街頭に立ち辻説法を行ったと言います。

日蓮聖人辻説法跡の案内板
日蓮聖人辻説法跡の石碑
石碑の碑文は読めそうにありません

日蓮聖人は熱心に法華経を説くとともに他宗を「念仏無間・禅天魔・真言亡国・律国賊」として厳しく批判しました。この時期の日本は内乱や蒙古襲来、飢餓や疫病の蔓延などの脅威に包まれていました。日蓮聖人は立正安国論を著し幕府に奏上しました。このことから幕府や他宗の反感をまねき竜の口で斬首されそうになったと伝えられています。

住宅地の中には辻説法跡と刻まれた石碑や説明板が建っていました。

関連記録・コース

 日蓮(にちれん)・立正大師

鎌倉時代の僧。日蓮宗の開祖。安房小湊の漁師の子という。17歳ころから鎌倉・比叡山などで11年間修行研鑽し、法華経こそ至高の経典であるとの確信を得、1253年故郷の清澄山頂で題目を高唱して開宗した。

 

 日蓮宗(にちれんしゅう)

仏教の一宗派。鎌倉時代に日蓮が開いた。法華経を所依(しょえ)とし南無妙法蓮華経の題目を唱える実践を重んじ、折伏(しゃくぶく)・摂受(しょうじゅ)の二門を立て、現実における仏国土建設をめざす。

 

TAG:祇園山・衣張山 2014年1月7日
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