龍王山中尊寺~茅葺の薬師堂は中部地方最古の建物~ 


 寺社の種類:寺院・真言宗
 創建の時期:平安時代末期
 所在地:長野県上田市前山1724
 訪問日:2013年5月27日

 

別所温泉の近く、独鈷山の山懐には龍王山中禅寺があります。仁王門と茅葺の薬師堂だけの小さなお寺は平安時代末期の創建と推定される古刹で、茅葺の薬師堂は中部地方で最古の建物と推定されています。

中尊寺から眺める鉄城山
境内に修行弘法大師
前庭は枯山水のようです
仁王門
仁王像
仁王像
茅葺の薬師堂
薬師堂の軒先

暗い薬師堂の中には薬師如来が須弥壇の上に祀られていました。

須弥壇の上に薬師如来
大きな五輪塔
境内に庚申塚
境内の水子地蔵
境内のたくさんの石塔
中尊寺の本堂

 

関連記録・コース

 真言宗(しんごんしゅう)

弘法大師空海(774~835)が唐で学んだ密教を教義に平安初期に開いた。大日如来を教主とし、身口意(しんくい)三密の加持力で即身成仏(じょうぶつ)させるのを本旨とする。

 

 薬師如来・薬師瑠璃光如来(やくしにょらい)

東方浄瑠璃世界の教主。人々の病患を救うとともに悟りに導くことを誓った仏で医薬の仏として信仰される。右手に施無畏印(せむいいん)を結び、左手に薬壺(やっこ)を持つ。脇侍に日光菩薩と月光菩薩、眷属として十二神将が配される。

 

 薬師如来・薬師瑠璃光如来(やくしにょらい)

東方浄瑠璃世界の教主。人々の病患を救うとともに悟りに導くことを誓った仏で医薬の仏として信仰される。右手に施無畏印(せむいいん)を結び、左手に薬壺(やっこ)を持つ。脇侍に日光菩薩と月光菩薩、眷属として十二神将が配される。

 

 空海(くうかい)弘法大師(こうぼうだいし)

平安時代の僧。真言宗の開祖。最澄と並ぶ平安仏教の確立者。15歳で母方の伯父阿刀大足(あとのおおたる)について京都へ遊学。延暦23年(804年)入唐し翌々年帰朝。高野山に金剛峰寺を建立し東寺(教王護国寺)を真言道場とした。

 

 大日如来(だいにちにょらい)

真言密教の教主。諸仏、諸菩薩の根元をなす理智体で宇宙の実相を仏格化した根本仏とされる。智徳の表現が金剛界大日、理徳の表現が胎蔵界大日とされ、天台宗では大日如来と釈迦如来は法身、応身で同体とし、真言宗では釈迦如来は顕教の教主とみて異体とする。

 

TAG:独鈷山 2013年5月27日
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