金蓮寺(こんれんじ) 


 寺社の種類:曹洞宗
 本尊:薬師如来
 創建の時期:宝徳2年(1450年)、青陰城主村上備中守吉資の創立と伝えられる
 所在地:広島県尾道市因島中庄町寺迫区3225
 訪問日:2011年10月31日

 

金蓮寺は村上水軍の菩提寺で宝徳2年(1450)年、青陰城主村上備中守吉資の創立とされています。寺の墓地には村上水軍歴代の宝筐印塔十八基や五輪塔がありました。

金蓮寺の石仏
金蓮寺の石仏
金蓮寺の扁額を掲げる本堂
境内に建つお堂
水軍墓地への入口
立ち並ぶ古い石塔

 曹洞宗(そうどうしゅう)

禅宗の一派。中国の禅宗第六祖慧能の法系である洞山良价 (807~869年) を祖とする。中国禅宗五家七宗の一つ。鎌倉時代に道元が入宋して伝えた。福井県の永平寺と神奈川県の総持寺とを大本山とする。

 

 薬師如来・薬師瑠璃光如来(やくしにょらい)

東方浄瑠璃世界の教主。人々の病患を救うとともに悟りに導くことを誓った仏で医薬の仏として信仰される。右手に施無畏印(せむいいん)を結び、左手に薬壺(やっこ)を持つ。脇侍に日光菩薩と月光菩薩、眷属として十二神将が配される。

 

 宝篋印塔(ほうきょういんとう)

宝篋印陀羅尼という呪文を収めた塔。のちに供養塔、墓碑塔として建てられた。方形の石を下から基壇、基礎、塔身、笠、相輪と積み上げ、笠の四隅に飾りの突起があるものをいう。

 

 五輪塔(ごりんとう)

密教で説く五大を方(地)、円(水)、三角(火)、半円(風)、宝珠(空)で象徴した仏塔の一つ。大日如来を意味したがのちには供養塔、墓標などとされた。

 

 道元(どうげん)・承陽大師

鎌倉時代の仏僧。曹洞宗の開祖。内大臣久我通親の子。幼くして比叡山に上ったがその教学に疑問をもち、栄西について禅を学び1223年明全(みょうぜん)とともに入宋した。天童山で如浄の印可を受け1228年帰国した。

 

 大日如来(だいにちにょらい)

真言密教の教主。諸仏、諸菩薩の根元をなす理智体で宇宙の実相を仏格化した根本仏とされる。智徳の表現が金剛界大日、理徳の表現が胎蔵界大日とされ、天台宗では大日如来と釈迦如来は法身、応身で同体とし、真言宗では釈迦如来は顕教の教主とみて異体とする。

 

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