四国八十八ヶ所第49番 西林山 浄土寺(さいりんざん じょうどじ)

 寺社の種類:真言宗豊山派
 創建の時期:天平勝宝年間(749年-757年)、恵明上人
 本尊:釈迦如来
 所在地:愛媛県松山市鷹子町1198
 訪問日:2011年10月22日

 

浄土寺は空也上人が四国を行脚した時、3年間この寺に滞在したと言われるところです。本堂には空也上人の仏像も祀られていると言います。

浄土寺の山門
仁王像
仁王像
境内に仏足石

山門をくぐると正面に大きな本堂、右手には大師堂、左手には観音堂と阿弥陀堂が祀られていました。

本堂
本堂の内陣
境内に弘法大師像
大師堂
大師堂の内陣
阿弥陀堂
愛染堂
本堂には石に描かれたお釈迦さん

本堂には誰が納めたのか、小石にペイントとで阿弥陀様の像が描かれていました。漫画のようなかわいらしい仏画、なかなか微笑ましいものです。

関連記録・コース

 真言宗豊山派(しんごんしゅうふざんは)

真言宗の新義真言の一派。総本山は奈良桜井市の長谷寺。真言宗智山派と同じく覚鑁(かくばん)を開祖とする。織田信長のため根来寺を追われた専誉(せんよ)が一派を形成した。

 

 釈迦(しゃか)釈迦如来(しゃかにょらい)

仏教の開祖。世界4聖の一人。ネパール南部の釈迦族の王子として紀元前6から前5世紀に生まれる。苦行ののち悟りをひらきインド各地で布教して80歳で没したとされる。

はじめは実在の釈迦をさしたが入滅後、超人化・神格化されて信仰・崇拝の対象となる。日本には6世紀、百済からその教えがつたわった。

 

 四国八十八ヶ所四国巡礼(しこくじゅんれい)

四国にある弘法大師ゆかりの88か所の寺院の総称で、四国霊場の最も代表的な札所である。

1番 霊山寺、2番 極楽寺、3番 金泉寺、4番 大日寺、5番 地蔵寺、6番 安楽寺、7番 十楽寺、8番 熊谷寺、9番 法輪寺、10番 切幡寺、11番 藤井寺、12番 焼山寺、13番 大日寺、14番 常楽寺、15番 国分寺、16番 観音寺、17番 井戸寺、18番 恩山寺、19番 立江寺、20番 鶴林寺、21番 太龍寺、22番 平等寺、23番 薬王寺、24番 最御崎寺、25番 津照寺、26番 金剛頂寺、27番 神峯寺、28番 大日寺、29番 国分寺、30番 善楽寺、31番 竹林寺、32番 禅師峰寺、33番 雪蹊寺、34番 種間寺、35番 清滝寺、36番 青龍寺、37番 岩本寺、38番 金剛福寺、39番 延光寺、40番 観自在寺、41番 龍光寺、42番 仏木寺、43番 明石寺、44番 大寶寺、45番 岩屋寺、46番 浄瑠璃寺、47番 八坂寺、48番 西林寺、49番 浄土寺、50番 繁多寺、51番 石手寺、52番 太山寺、53番 円明寺、54番 延命寺、55番 南光坊、56番 泰山寺、57番 栄福寺、58番 仙遊寺、59番 国分寺、60番 横峰寺、61番 香園寺、62番 宝寿寺、63番 吉祥寺、64番 前神寺、65番 三角寺、66番 雲辺寺、67番 大興寺、68番 神恵院、69番 観音寺、70番 本山寺、71番 弥

 

 空也(くうや)

903~972年、平安中期の僧。諸国を巡歴して南無阿弥陀仏の名号を唱え、教化に努めながら道・橋・寺などを造り、市の聖(いちのひじり)・阿弥陀聖(あみだひじり)と呼ばれた。京都に西光寺(のちの六波羅蜜寺)を建立。

 

 阿弥陀如来(あみだにょらい)

大乗仏教の仏。西方の極楽浄土の教主で生あるものすべてをすくう仏様。念仏により浄土に往生できるという阿弥陀信仰が鎌倉時代にさかんになり、浄土宗浄土真宗時宗などの浄土教宗派が成立した。

阿弥陀如来像は質素な形で如来の通相と呼ばれる姿をしています。小指を除く三指と親指で輪にした九品来迎印(くぼんらいごういん)を結んでいるのが特徴です。

 

 真言宗智山派(しんごんしゅうちざんは)

真言宗の新義真言の一派。宗祖覚鑁(かくばん)は真言宗の教義に念仏を加味し、高野山の大伝法院にあって布教に努めた。その教勢が高野本山をしのいだため紛争を生じ1140年円明寺を開いて分立した。

 

 覚鑁(かくばん)・興教大師

平安後期の真言宗の僧(1095~1144年)高野山に大伝法院、密厳院などを建立し、金剛峰寺とともに座主を兼ねたが一山の反対にあい根来に移った。新義真言宗の開祖、伝法院流の祖。

 

 専誉(せんよ)

真言宗豊山派の祖。紀伊根来寺の玄誉(げんよ)、頼玄(らいげん)に師事。天正13年豊臣秀吉の根来攻めにあい高野山にのがれる。15年豊臣秀長にまねかれ大和長谷寺にはいりった。

 

 空海(くうかい)弘法大師(こうぼうだいし)

平安時代の僧。真言宗の開祖。最澄と並ぶ平安仏教の確立者。15歳で母方の伯父阿刀大足(あとのおおたる)について京都へ遊学。延暦23年(804年)入唐し翌々年帰朝。高野山に金剛峰寺を建立し東寺(教王護国寺)を真言道場とした。

 

 阿弥陀如来(あみだにょらい)

大乗仏教の仏。西方の極楽浄土の教主で生あるものすべてをすくう仏様。念仏により浄土に往生できるという阿弥陀信仰が鎌倉時代にさかんになり、浄土宗浄土真宗時宗などの浄土教宗派が成立した。

阿弥陀如来像は質素な形で如来の通相と呼ばれる姿をしています。小指を除く三指と親指で輪にした九品来迎印(くぼんらいごういん)を結んでいるのが特徴です。

 

 浄土宗(じょうどしゅう)

法然上人を宗祖とする浄土教の一派。浄土三部経を所依の聖典とするが、観無量寿経を重視して専修念仏によって極楽浄土への往生を宗旨とする。総本山は京都の知恩院。

 

 浄土真宗(じょうどしんしゅう)

法然上人の弟子の親鸞上人を開祖とする浄土教の一派。浄土三部経を所依の経典とするが、特に無量寿経により阿弥陀仏の本願の信心を重視し、称名念仏は仏恩報謝の行であるとするのを宗旨とする。門徒宗、一向宗とも呼ばれます。

 

 時宗(じしゅう)遊行宗(ゆぎょうしゅう)

日本仏教の一宗派。念仏系の宗派で1276年一遍(いっぺん)が開いた。阿弥陀経を根本経典とし経中の臨命終時の言葉を宗の名とした。

 

13番大日寺 2011.5.2414番常楽寺 2011.5.2415番国分寺 2011.5.2416番観音寺 2011.5.2417番井戸寺 2011.5.2418番恩山寺 2011.5.2419番立江寺 2011.5.2420番鶴林寺 2011.5.2421番太龍寺 2011.5.2422番平等寺 2011.5.2623番薬王寺 2011.5.2624番最御崎寺 2011.5.2625番津照寺 2011.5.2626番金剛頂寺 2011.5.2627番神峯寺 2011.5.2628番大日寺 2011.5.2729番国分寺 2011.5.2730番善楽寺 2011.5.2731番竹林寺 2011.5.2732番禅師峰寺 2011.5.2733番雪蹊寺 2011.5.2734番種間寺 2011.5.2735番清瀧寺 2011.5.2836番青龍寺 2011.5.2837番岩本寺 2011.10.2038番金剛福寺 2011.10.2039番延光寺 2011.10.2040番観自在寺 2011.10.2041番龍光寺 2011.10.2142番佛木寺 2011.10.2143番明石寺 2011.10.2144番大寶寺 2011.10.2245番岩屋寺 2011.10.2246番浄瑠璃寺 2011.10.2247番八坂寺 2011.10.2248番西林寺 2011.10.2250番繁多寺 2011.10.2251番石手寺 2011.10.2252番太山寺 2011.10.2153番圓明寺 2011.10.2154番延命寺 2011.10.2355番南光坊 2011.10.2356番泰山寺 2011.10.2357番栄福寺 2011.10.2358番仙遊寺 2011.10.2359番国分寺 2011.10.2360番横峰寺 2011.10.2461番香園寺 2011.10.2362番宝寿寺 2011.10.2363番吉祥寺 2011.10.2364番前神寺 2011.10.2365番三角寺 2011.10.2466番雲辺寺 2011.10.2467番大興寺 2011.10.2468番神恵院 2011.10.2469番観音寺 2011.10.2470番本山寺 2011.10.2471番弥谷寺 2011.10.2572番曼荼羅寺 2011.10.2573番出釈迦寺 2011.10.2574番甲山寺 2011.10.2575番善通寺 2011.10.2576番金倉寺 2011.10.2577番道隆寺 2011.10.2578番郷照寺 2011.10.2579番天皇寺 2011.10.2680番國分寺 2011.10.2681番白峯寺 2011.10.2682番根香寺 2011.10.2683番一宮寺 2011.10.2684番屋島寺 2011.10.2685番八栗寺 2011.10.2686番志度寺 2011.10.2687番長尾寺 2011.10.2688番大窪寺 2011.10.26番外文殊院 2011.10.22お礼参り高野山 2011.11.1
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