如意山神角寺(石楠花寺) 


 寺社の種類:高野山真言宗のお寺
 創建の時期:-
 本尊:十一面観音
 所在地:大分県豊後大野市朝地町鳥田1354
 訪問日:2010年3月18日

 

神角寺は豊後大野の神角寺山の頂上近くにある高野山真言宗のお寺で、九州の高野山とも呼ばれています。境内には500本を超えるシャクナゲの花があり別名シャクナゲ寺とも呼ばれています。

神角寺の山門
神角寺の山門

神角寺の山門には運慶の作風を伝える仁王像が祀られています。

神角寺
国見の鼻に宝篋印塔

神角寺からひと登りしたところは国見の鼻と呼ばれる展望の良いところで晴れていれば九重、祖母山、阿蘇山などを見渡すことができるところです。近くには古びた宝篋印塔が立っていました。

 高野山真言宗(こうやさんしんごんしゅう)

真言宗の宗派である。総本山は金剛峯寺。高野宗・高野派とも呼ばれる。全国に約3700の末寺がある。

 十一面観音菩薩(じゅういちめんかんのんぼさつ)

六道を教化する六観音の一つ。11の顔と2臂または4臂をもった姿の観音。

 

 宝篋印塔(ほうきょういんとう)

宝篋印陀羅尼という呪文を収めた塔。のちに供養塔、墓碑塔として建てられた。方形の石を下から基壇、基礎、塔身、笠、相輪と積み上げ、笠の四隅に飾りの突起があるものをいう。

 

 六観音(ろくかんのん)

六観音は六道輪廻の思想に基づき、六種の観音が六道に迷う衆生を救うという考えから生まれたもの。地獄道 - 聖観音、餓鬼道 - 千手観音、畜生道 - 馬頭観音、修羅道 - 十一面観音、人道 - 准胝観音、天道 - 如意輪観音とされる。天台系では准胝観音の代わりに不空羂索観音を加えて六観音とする。

 

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