鞍馬寺 


 寺社の種類:鞍馬弘教のお寺(総本山)
 創建の時期:宝亀元年(770年)、開基:鑑禎と伝えられる
 本尊:毘沙門天千手観音、護法魔王尊
 所在地:京都府京都市左京区鞍馬本町1074
 訪問日:2006年10月21日

 

鞍馬寺は牛若丸が兵法の修行をしたお寺です。鞍馬山は高尾山迦葉山とともに日本三大天狗に数えられるところで、牛若丸に兵法を教えたとされる鞍馬天狗が住むところとして知られています。

たどり着いた鞍馬寺近くの駐車場に車を停め、鞍馬寺の参道を登って行きます。明日日曜日は鞍馬の火祭りということで、境内には火祭りのたいまつが用意されていたり、石段脇の灯篭に覆いをしたり、祭りの準備が進められています。

鞍馬山の扁額を掲げる朱塗りの山門
火祭りのたいまつが用意されています
朱塗りの燈篭が並ぶ参道
朱塗りの吉鞍社

朱塗りの灯篭が建ち並ぶ参道を登ると右手には魔王ノ滝や鬼一法眼社などの社が建っています。さらに参道を登って行くと火祭りの舞台となる由岐神社。ここからは急な石段を登って行きます。

義経伝説にも登場する鬼一法眼社
不気味さが漂う魔王ノ滝
火祭りが行われる由岐神社の山門
急な石段を登って行きます

石段の左右には冠者神社や大杉神社などの小さな社が祀られていました。たどり着いた由岐神社の本殿に参拝。本殿の両脇には石造りの厳つい顔をした狛犬が牙をむいていました。

石段の脇には冠者社
急な石段に岩上社、大杉社の社
大きな杉の木の下に大杉社
由岐神社は縁結びの神様
由岐神社の拝殿
由岐神社から見下ろす急な石段
恐ろしげな顔をした由岐神社の狛犬
恐ろしげな顔をした由岐神社の狛犬
拝殿の脇に三宝荒神社の小さな社
参道の脇には義経供養塔

由岐神社からは舗装道路の参道に戻り鞍馬寺の本堂を目指します。参道には義経の供養塔や大黒、恵比寿の神社などが祀られています。

参道に祀られた大黒天の祠
参道に祀られた大黒天の祠
本殿へ向かう山門
朱塗りの燈篭が続く石段

右からケーブルカーの道を合わせると本堂に向かっての急な石段が始まります。たどり着いた鞍馬寺の本堂は朱塗りの柱が目立つお堂です。本堂の脇にも厳つい顔をした狛犬が牙をむいていました。

鞍馬寺の金堂は紅葉が始まっています
鞍馬寺の金堂は紅葉が始まっています
五色幕がめぐらされた鞍馬寺の金堂
金堂の標高は410m
恐ろしそうな顔をした鞍馬寺の狛犬
振り返ると木立の中に鞍馬寺の伽藍

本堂に参拝したのち、奥ノ院に向かうことにします。これから奥ノ院と書かれた門をくぐると山道が始まります。

奥の院への石段
奥の院への山門
義経の背丈石
僧正ヶ谷の不動堂

暗い山道をしばらく登ると義経の背比べ石があります。平泉に向かう義経が背丈を比べた石とか。この山には義経ゆかりの史跡が数多く残っているようですが真偽の程は如何ほどでしょうか。

僧正ヶ谷には義経堂
鞍馬寺の奥ノ院
鞍馬寺の奥ノ院
鞍馬寺の奥ノ院
急な坂道を下ると鞍馬寺の西門
朱塗りの橋が架かる鞍馬寺の西門

更に進むと奥ノ院です。拝殿の奥には自然石に囲まれたお堂の建っていました。ここからは貴船神社に向かい急な坂道を下ることとなります。結局、鞍馬山は何処が山頂なのかはあまりわからない山のようです。

 毘沙門天(びしゃもんてん)

仏法守護の神。四天王、十二天の一神。北方世界を守護する。黄色の身で忿怒の相をし、甲冑を着け左手に宝塔を捧げ、右手に矛または宝棒を持つ。法を聞くので多聞天とも呼ばれる。

 

 千手観音(せんじゅかんのん)・千手千眼観自在菩薩

六観音の一つ。限りない慈悲を表す菩薩で、千の慈悲の眼と千の慈悲の手をそなえ、生ある者を救うという。二七面四二臂の像が一般的。千手千眼観世音。千眼千臂観世音。

 

 六観音(ろくかんのん)

六観音は六道輪廻の思想に基づき、六種の観音が六道に迷う衆生を救うという考えから生まれたもの。地獄道 - 聖観音、餓鬼道 - 千手観音、畜生道 - 馬頭観音、修羅道 - 十一面観音、人道 - 准胝観音、天道 - 如意輪観音とされる。天台系では准胝観音の代わりに不空羂索観音を加えて六観音とする。

 

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