熊野那智大社 


 寺社の種類:官幣中社、別表神社
 創建の時期:仁徳天皇5年と伝えられる
 主祭神:熊野夫須美大神
 社殿の様式:切妻造向拝付
 所在地:和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山1
 訪問日:2006年10月16日

 

熊野那智大社は熊野速玉大社熊野本宮大社と並ぶ熊野三山の一です。社殿の隣に青岸渡寺が軒を並べていることからわかるように熊野那智大社は神仏習合の歴史を強く残すところです。

朱塗りの神殿
大きな絵馬が飾られています

青岸渡寺の境内から熊野那智大社の境内へと入ると大きな屋根を広げた朱塗りの社殿が建っています。境内には大きな絵馬もかかっていました。

関連記録・コース

 切妻造(きりつまづくり)

屋根を棟から両側へふきおろしその両端を棟と直角に切った屋根の様式。ちょうど本を開いて伏せたような形になります。

 

 神仏習合(しんぶつしゅうごう)神仏混淆(しんぶつこんこう)

日本古来の神と外来宗教である仏教とを結びつけた信仰のこと。すでに奈良時代から寺院に神が祀られたり、神社に神宮寺が建てられたりした。平安時代頃からは本格的な本地垂迹(ほんじすいじやく)説が流行し、中世になって両部神道などが成立した。

 

 本地垂迹(ほんちすいじゃく)

菩薩や仏陀がかりに神の姿をとって垂迹するという説、神は権現と呼ばれるようになった。神の正体とされる仏を本地仏と言う。神々に付会される仏は、宗派、信仰、寺院、神社によって異なる。

 

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