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あの頂を越えて

山行記録

~山頂からの展望、出会った花などの記録~

あの頂を越えて

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~山行記録:山頂の展望、出会った花~

 仙丈ケ岳〜南アルプスの女王と呼ばれる頂〜 


標高
仙丈ケ岳3032.7m
山域
南アルプス
登山日
2015年7月20日(月)−21日(火)(前夜発)
歩行時間
登り4:40、下り3:35、行動時間10:40
歩行距離
10.2km
標高差
1052m
累積標高差
+1322m、-1322m
登山口
mapon長衛小屋
交通機関
 山梨交通広河原行き、南アルプス市営バス北沢峠行き
登山コース
長衛小屋〜二合目コース入口〜大滝頭〜仙丈ケ岳〜仙丈小屋〜大滝頭〜北沢峠〜長衛小屋
コースmap
仙丈ケ岳   
仙丈ケ岳
GPSをクリックするとGPSLogをダウンロード、表示をクリックすると山行コースを表示します。
緯度: 経度:

 

Panorama

南アルプスの北部に位置する仙丈ケ岳は小仙丈、藪沢、大仙丈沢に3つのカールを持つ山です。男性的な甲斐駒ケ岳に比べなだらかな山容から南アルプスの女王とも呼ばれています。

 山名表示をチェックするとパノラマ写真に山名を表示します。


山名表示 ※クリックすると山名を表示・非表示します。
稜線から眺める甲斐駒ヶ岳と鳳凰三山

六合目を過ぎると森林限界を超え広い展望を楽しめるようになります。振り返ると摩利支天を従えた甲斐駒ヶ岳がそびえていました。


山名表示 ※クリックすると山名を表示・非表示します。
小仙丈ヶ岳の稜線から眺める仙丈ケ岳

小仙丈ヶ岳から岩屑に覆われた稜線を登って行きます。小仙丈カールの上に仙丈ケ岳の頂がそびえています。

山行の記録

 (7月20日)晴れ

長衛小屋8:00−二合目コース入口8:10−二合目8:55/9:05−大滝頭10:20/45−六合目11:25−展望台11:50/12:35−仙丈ケ岳14:15/20−仙丈小屋14:45/15:00−丹渓新道分岐15:40−馬ノ背ヒュッテ15:45−大滝頭16:40/55−一合目17:50/18:00−北沢峠18:20/30−長衛小屋18:40テン泊

 北沢峠〜長衛小屋テン場

4時過ぎ、芦安の駐車場はたくさんの車で一杯になっています。すでに広河原に向かう乗り合いタクシーが出発し始めています。

バスは1時間ほどの山道を走り広河原へ向かいます。林道には幾つかの滝や狭いトンネル、山肌が崩壊しているところもあります。

芦安の駐車場
広河原のバスターミナル
北沢峠行きのバス
北沢峠

たどり着いた広河原で南アルプス市営のバスに乗り換え北沢峠に向かいます。海の日を挟んだ連休の2日目と言うことで北沢峠へのバスは臨時便も出ていました。

北沢峠は仙丈ケ岳へと登る登山道が始まるところです。バスから降りたたくさんのハイカーは準備体操もそこそこに山頂を目指していました。

林道を折れると長衛小屋への道
長衛小屋テン場
テン場はたくさんのテント
岩壁に竹沢長衛翁のレリーフ

我々は北沢峠から少し下った長衛小屋のテン場に向かうことにします。バス停からわずかの距離と言うこともあるのか人気のテン場はたくさんのテントで一杯です。幸い水場近くの空きスペースを見つけテントを設営、寝袋や食料などを下ろし少し身軽になってから山頂を目指すことにしました。

 長衛小屋テン場〜大滝頭〜六合目

テン場から林道を戻ると二合目コースの登山口があります。ここからはシラビソ林の中の登りが始まります。しばらく登ると北岳展望台があります。なだらかな尾根の上に北岳が見えていますが山頂は雲に隠れていました。

最初からの急な登りに息を弾ませながら岩で歩きにくい坂道を登って行きます。たどり着いた二合目は北沢峠からの道を合わせるところです。ここからも暗いシラビソ林の中を登る急坂が続いています。

二合目コースの登山口
シラビソ林の中の登り
北沢峠からの道を合わせる二合目
三合目

仙丈小屋や馬ノ背ヒュッテで一泊したのか、すでに下山してくるハイカーも多いようです。御嶽山の噴火の影響かカラフルなヘルメットを被った団体の一行もいました。

ようやくたどり着いた大滝頭は藪沢小屋に向かう道を分けるところです。ここからも小仙丈ヶ岳へと向かう急坂が続いています。

四合目
五合目は大滝頭
シラビソ林の中の登り
ハイマツが現れ始めます

やがて広葉樹が目立ち始めると六合目は目の前です。広く開けた視界の先には摩利支天を従えた甲斐駒ヶ岳、その左手には鋸岳の岩峰もそびえていました。

 六合目〜仙丈ケ岳

ここからはハイマツ帯の登りです。見上げる小仙丈ヶ岳のピークまではなかなか辛い登りが続きます。小仙丈ヶ岳下の小さな広場で展望を楽しみながら昼食にしました。目の前には大きな甲斐駒ヶ岳、その右には栗沢岳からアサヨ岳の稜線が続いています。地蔵岳のオベリスクから続く鳳凰三山も見付けることが出来る展望の広場です。

六合目
振り返ると甲斐駒ヶ岳
展望台からは甲斐駒ヶ岳
アサヨ峰の先に鳳凰三山

小仙丈ヶ岳の山頂は巻道をたどることにしました。この付近は高山植物に彩られた稜線で、チングルマやイワカガミ、ミネズオウ、オヤマノエンドウ、ミヤマシオガマなども見付けることが出来る花の稜線です。

八合目は小さな岩場を下ることになります。小さく下った鞍部からからは仙丈小屋への道が分かれていました。

小仙丈ヶ岳は巻道で
小仙丈カールの上に仙丈ケ岳
八合目からは岩場を下り
仙丈小屋への道を右に分け

岩ザレの登山道の右手は大きな口を開けた藪沢カール、その斜面にはまだわずかに雪が残っています。やがて小ピークを巻くようにして登って行くと山頂は目の前です。

たどり着いた山頂には山頂標識と三角点がありました。あまり広くない山頂は仙丈小屋方面から登って来た人も合わせたくさんの人で賑わっています。

藪沢カールの上に山頂
小さなピークを巻いて
巻道の先は藪沢カール
目の前に仙丈ケ岳
仙丈ケ岳の山頂
山頂に山岳信仰の石碑
山頂に三角点
仙丈ケ岳の山頂

山頂には手力男命、前嶽三柱大神などと刻まれた石碑も横たわっています。信州側では甲斐駒ヶ岳の前衛であったことから前嶽と呼ばれていたようで山岳信仰の匂いが今も残っているようです。

 仙丈ケ岳〜仙丈小屋〜藪沢小屋〜大滝頭〜北沢峠〜長衛小屋テン場

狭い山頂から露岩帯を下って行きます。この付近もまた高山植物に彩られたところで岩陰にはミヤマキンバイやミヤマシオガマなどが咲いています。

仙丈小屋は藪沢カールの中に建てられた比較的新しい山小屋です。広い小屋の前には風力発電の風車が勢いよくまわっています。この山小屋で一夜を過ごす人も多いようで小屋前のベンチではビールを片手に寛いでいる人もいました。

山頂から仙丈小屋へ
仙丈小屋
丹渓新道を左に分け
獣避けの柵が張られています

カールの底に続く岩交じりの道を下って行きます。付近は雪が消えててから時間がたっていないようでキバナシャクナゲの花が咲いています。

やがて広葉樹が目立つようになると端渓新道の分岐です。馬ノ背を下る道は歌宿沢まで7kmほどとか、長い歩程もあるのか歩く人はあまり多くないようです。

広葉樹の樹林帯をわずかに下ると馬ノ背ヒュッテです。マルバタケブキの咲き始めた斜面を下ると藪沢にたどり着きました。また雪渓が残る沢は水量もありますが靴を濡らすほどのこともありません。

馬ノ背ヒュッテ
藪沢の渡渉
小さな沢を渡り
藪沢小屋は休業中か

ここからは小仙丈ヶ岳の山肌を巻くように大滝頭へと向かう道が続きます。途中の藪沢小屋は営業を行っていないようで倒壊を防ぐための太いワイヤーが固定されていました。

たどり着いた大滝頭で小休止です。ここからは暗いシラビソの樹林帯の中を下って行きます。ジグザグを繰り返しながらたどり着いた二合目では長衛小屋に下る道を右に分け北沢峠へ下ることにしました。

雪渓が残る沢
大滝頭の分岐
北沢峠に下りました
テントも少なくなったテン場

たどり着いた北沢峠ではこもれび山荘に泊まる人が散策しているだけ、すでに食事時のためか人気もありません。

 長衛小屋テン場

ようやくたどり着いた長衛小屋のテン場は撤収されたテントも多く昨日の賑わいはありません。日が暮れを前に夕食と思い残ったお握りで雑炊などを造ったのち早々にシュラフにもぐりこみました。

 (7月21日)晴れ

 長衛小屋テン場〜広河原〜芦安駐車場

元気が良ければアサヨ峰に登り広河原に下ることも考えていましたが体調はあまり良くありません。

焼き肉の混ぜご飯
長衛小屋テン場を後に

とりあえず朝ごはんは焼き肉の混ぜご飯を作りました。まあそれなりの味でしたがアルファ米は少し多すぎるようです。

食事ののちテントの後片付けなどをしていると9時です。しばらくすると広河原行きのバスも出るようです。

 

山で出会った花たち

山肌にカールを抱く仙丈ケ岳は花の百名山、新花の百名山にも名前を連ねる山です。小仙丈ヶ岳から仙丈ケ岳への稜線や藪沢カールにはキバナシャクナゲやシナノキンバイ、ミヤマキンバイ、ミヤマダイコンソウなどの花が咲いていました。

稜線ではミヤマシオガマやオヤマノエンドウ、ミネズオウ、イワツメクサ、タカネツメクサなどの花も見付けることが出来ます。コバノコゴメグサは南アルプスや八ヶ岳に咲くコゴメグサです。

写真をクリックすると大きな写真を表示します。
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