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あの頂を越えて

山行記録

~山頂からの展望、出会った花などの記録~

あの頂を越えて

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~山行記録:山頂の展望、出会った花~

 三斗小屋温泉から三本槍岳〜秘湯の宿から展望の頂へ〜 


標高
茶臼岳1,897.6m、三本槍岳1,916.9m
山域
那須・塩原
登山日
2015年5月25日(月)−26日(火)
歩行時間
25日4:50、26日5:25
歩行距離
16.2km
標高差
437m
累積標高差
+1440m、-1440m
登山口
mapon峠の茶屋
交通機関
 自家用車・峠の茶屋
登山コース
峠の茶屋〜峰の茶屋跡〜茶臼岳〜三斗小屋温泉(テン泊)〜隠居倉〜三本槍岳〜峰の茶屋跡〜峠の茶屋
コースmap
茶臼岳・三本槍岳   
茶臼岳・三本槍岳
GPSをクリックするとGPSLogをダウンロード、表示をクリックすると山行コースを表示します。
緯度: 経度:

 

Panorama

たくさんの家族連れや登山遠足の学生などで賑わう那須は日本百名山にも選ばれた山です。

 山名表示をチェックするとパノラマ写真に山名を表示します。


山名表示 ※クリックすると山名を表示・非表示します。
隠居倉からの展望

三斗小屋温泉から登った隠居倉は広い展望を楽しめるところです。茶臼岳、朝日岳をはじめ那須の山々が目の前に広がっていました。


山名表示 ※クリックすると山名を表示・非表示します。
三本槍岳からの展望

三本槍岳は栃木と福島の県境となる頂です。目の前には赤崩山、その先には霞んだ空に溶け込みそうな飯豊山や磐梯山、吾妻山、安達太良山などの頂を見付けることが出来ます。

山行の記録

今年初めてのテント山行は三斗小屋温泉のテン場で一夜を過ごし、那須の山々を周遊する明るい縦走を楽しみました。

 (5月25日)晴れ

峠の茶屋10:45−峰の茶屋跡11:50/12:20−那須岳13:05/35−牛ヶ首14:30−姥ヶ平15:00−1450m付近16:05/20−三斗小屋温泉・煙草屋16:50(テン泊)
行動時間6:05、歩行時間4:50、歩行距離7.7km、累積標高差+643m、-649m

 峠の茶屋〜峰の茶屋跡〜茶臼岳

たくさんの車で賑わう峠の茶屋の駐車場から峰の茶屋跡に向かい歩きはじめます。登山口には山の神の石祠が祀られ赤い帽子を被った狛犬が立っています。

明るい登山道は初夏のような強い日を浴び気温もかなり上がっているようです。温暖化のせいなのか、今年は5月と言うのにすでに15回も真夏日を観測しています。

駐車場の先に朝日岳
登山口に山の神
明るい登山道を登って行きます
緩やかに登って行く登山道

火山礫に覆われた登山道を緩やかに登って行くとやがて峠の茶屋跡です。ここは何時も強い風が吹き抜けるところです。避難小屋のベンチには風を避けながら休憩しているハイカーが数組、近くの小学生でしょうか先生に引率された登山遠足の子供たちもお弁当を広げていました。

峠の茶屋跡からは茶臼岳を目指すことにします。大きな岩が転がる登山道は山頂の北側を巻くように登って行きます。振り返ると赤茶けた山肌の朝日岳、その先には隠居倉や三本槍岳も見えていました。

たどり着いた峰の茶屋跡
峰の茶屋跡から茶臼岳へ
山頂を巻くように登る登山道
振り返る朝日岳の岩峰

ロープウェイから登ってくる道を合わせると茶臼岳の火口原です。茶臼岳は那須火山の中で最も新しい火山でおよそ6000年前まで噴火を繰り返していたと考えられています。最近では1960年、1963年にも水蒸気噴火が発生している現役の火山です。西側の無間火口周辺では今も盛んに白い噴煙を上げ、ジェット機のような音が登山道周辺にも聞こえていました。

ロープウェイから登ってくる道を合わせ
山頂の手前に三角点
山頂の岩の上に石祠
ロープウェイ駅を目指して下ります

鳥居をくぐると大きな岩が積み重なる茶臼岳の山頂です。岩の上には那須岳神社の石祠が祀られていました。

 茶臼岳〜牛ヶ首〜姥ヶ平〜三斗小屋温泉

山頂で展望を楽しんだのち牛ヶ首へ。ロープウェイ山頂駅の手前で道を右に折れ山腹を巻くように牛ヶ首に向かいます。

途中には高雄口の道標がありました。那須の山岳信仰である白湯信仰では温泉神社からこの道を登り茶臼岳に向かったと考えられています。途中には不動岩、弥陀ヶ原など白湯信仰の拝所が今も残っていると言います。

牛ヶ首への分岐
高雄口の道標
牛ヶ首のから姥ヶ平へ下って行きます

たどり着いた牛ヶ首からは姥ヶ平に下って行きます。灌木に覆われた一帯は若葉色の芽ぶきに包まれたところです。ひょうたん池の先には松を頭に載せた梵天岩を見付けることが出来ます。

姥ヶ平から見上げる茶臼岳
ひょうたん池の脇に梵天岩
緑に包まれた登山道を下って行きます
沼原への道を左に分け

姥ヶ平からは芽吹いたばかりの登山道を下って行きます。途中、沼原へ下って行く道を左に分けると沢沿いに道をたどることになります。途中の大きな沢には立派な木橋がかかっていました。

急な登り返しに汗を流すと峰の茶屋跡から下ってくる道を合わせる分岐です。ここから峰の茶屋跡までは40分ほどとか、この道を利用すると思いのほか簡単に三斗小屋温泉にたどり着けるようです。

沢には橋もかかっています
峠の茶屋跡から下ってくる道を合わせ
三斗小屋温泉の煙草屋旅館
石段を登ると煙草屋旅館の入り口

三斗小屋温泉には大黒屋と煙草屋の2件の旅館があります。電気が通じていないといっても食事は山小屋以上とか、人気の露天風呂を目当てに三斗小屋を訪れる人も多いと言います。

テン場は独り占め
夕闇が迫る流石岳
サンマの炊き込みごはん
トマトのリゾット

4張りしか張れないと言うテン場は貸し切り状態です。今夜のメニューはサンマの缶詰を利用したサンマの炊き込みごはんです。梅干しと生姜が利いてなかなかGooです。翌朝のメニューはトマトのリゾットでした。食べにくいアルファ米も思いのほか美味しく食べられるものです。

 (5月26日)晴れ

三斗小屋温泉6:50−1630m付近7:30/50−隠居倉8:20/50−熊見曽根分岐9:25/30−中の大倉尾根分岐10:05−三本槍岳10:45/11:40−朝日岳分岐13:00/20−峰の茶屋跡13:50/55−峠の茶屋14:30
行動時間7:40、歩行時間5:25、歩行距離8.5km、累積標高差+796m、-793m

 三斗小屋温泉〜隠居倉〜熊見曽根〜清水平〜三本槍岳

今日は隠居倉から三本槍岳を目指すことにします。煙草屋旅館の上には三斗小屋温泉神社が祀られています。日光東照宮の造営にあたった彫刻師が三斗小屋に訪れたときに掘ったものと伝えられる古い社です。

隠居倉への登山口
石段を登って行くと石鳥居
三斗小屋温泉神社
繊細な彫刻が施された社

さらに明るい雑木林の中を登って行くと温泉の湧出口にたどり着きます。白い噴気を上げる湧出口は強い硫黄の匂いがあたりに漂っていました。

明るい登山道を登って行くと視界が開け、青空の下に流石山から大倉山がそびえています。沢筋にはわずかに残雪も残っていました。

噴気を上げる温泉の湧出口
隠居倉の肩から眺める茶臼岳
ハイマツの先に流石山

思いのほか急な登りにひと汗を流すと隠居倉の肩です。茶臼岳の赤茶けた山肌が視界に飛び込んできます。その先には日ノ出平から南月山のなだらかな稜線が続いています。

細くなった稜線をひと登りすると展望が広がる隠居倉の山頂にたどり着きました。

隠居倉から眺める那須の山々
隠居倉の肩から眺める茶臼岳山頂
流石山と大倉山、三倉山

山頂で出会った初老のハイカーは茨城の人、よくこの山に来ると言いますが隠居倉が一番のお気に入りのところとか。確かに全方向に広がる視界の中には茶臼岳、朝日岳をはじめとする那須の山々、霞む視界の先には高原山や女峰山の頂も見え隠れしていました。

ここから熊見曽根の分岐までは茶臼岳や朝日岳を眺めながらの稜線歩きです。登山道沿いにはシャクナゲやミネザクラも見付けることが出来ます。

熊見曽根の分岐で朝日岳から登ってくる道を合わせるとハイカーの数も多くなります。すでに三本槍岳から下ってくる人も目立ち始めます。

剣ヶ峰の先に茶臼岳
熊見曽根から眺める茶臼岳
熊見曽根の分岐
木道が続く清水平

清水平の木道から灌木の中を登り返すと中の大倉尾根への分岐です。シャクナゲやシロヤシオが咲くのか北温泉から中の大倉尾根を登ってくる人も多いようです。

思いのほか急な登りにひと汗を流すと1等三角点のある三本槍岳の山頂です。目の前は会津下郷の街並み、昨年登った甲子山の手前には赤崩山がそびえていました。

中の大倉尾根分岐
シャクナゲの先に三本槍岳
山頂に一等三角点
三本槍岳の山頂

たなびく雲の下には雪を被った飯豊連峰、霞の中に溶け込みそうな磐梯山や吾妻山、その右手には安達太良山も見付けることが出来ました。

昨日、三斗小屋温泉で出会った若い夫婦連れは大峠から三本槍岳に登って来たと言います。途中、大峠の手前で熊に出会ったとか。「ガイドブックに一般コースと出ていたのに熊に出会うとは・・・」と言っていました。

 三本槍岳〜朝日岳分岐〜峰の茶屋跡〜峠の茶屋

帰りは中の大倉尾根から北温泉に下ることもできそうですが車を停めた峠の茶屋までは1時間ほどの登りが待っているようです。今回は剣ヶ峰から峰の茶屋跡を通り峰の茶屋へ戻ることにしました。

熊見曽根分岐への登り返し
朝日岳の先に茶臼岳
鎖が張られたトラバース道
剣ヶ峰へと下って行きます

思いのほか急な熊見曽根の登り返しに息を切らせると朝日岳の分岐です。このベンチで最後の休憩をしたのち峰の茶屋跡に向かいます。朝日岳の山肌をトラバースする道は右手が切れ落ち鎖も張られています。過去には死亡事故も発生しているようで雨や雪の時は結構危げなところです。

剣ヶ峰への下り
峰の茶屋跡の手前に雪渓
峰の茶屋跡が見えてきました
峠の茶屋へ下って行きます

剣ヶ峰を巻く登山道も落石のありそうなところです。峰の茶屋跡の手前にはまだ雪渓のトラバースも残っていました。

たどり着いた峰の茶屋跡からは大きな岩の転がる登山道を緩やかに下って行くだけです。前を歩く登山遠足の子供たちの喧騒が近づくと車を停めた駐車場です。

山で出会った花たち

峰の茶屋跡へと登って行く若葉色に包まれた登山道には今を盛りに咲くムラサキヤシオ、登山道に目を落とすとイワカガミの赤い花を見付けることが出来ます。またこの山には白い花を付けるヒメイワカガミも咲いていました。

姥ヶ平の周辺はダケカンバなどの灌木に覆われたところで、この時期にはムラサキヤシオに混じりミネザクラやコウラジロヨウラクなど花が咲くところです。

熊見曽根から清水平へと続く登山道はシャクナゲやミネザクラの咲くところです。遠くから眺める山肌には点々とシャクナゲの花が見えているようでした。

エゾイワハタザオ?
ミヤマハンノキ?
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