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あの頂を越えて

山行記録

~山頂からの展望、出会った花などの記録~

あの頂を越えて

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~山行記録:山頂の展望、出会った花~

 祇園山・衣張山〜北条氏終焉の歴史を伝えるハイキングコース〜 


標高
衣張山120.0m
山域
伊豆・箱根・湘南
登山日
2014年1月7日(火)、晴れ
歩行時間
合計4:15
歩行距離
10.6km
標高差
95m
累積標高差
+385m、-385m
登山口
mapon祇園山ハイキングコース入口
交通機関
 JR横須賀線鎌倉駅
登山コース
鎌倉駅−祇園山−八雲神社−名越切通り−衣張山−報国寺−釈迦堂切通し−鶴岡八幡宮−鎌倉駅
コースmap
祇園山・衣張山   
祇園山・衣張山
GPSをクリックするとGPSLogをダウンロード、表示をクリックすると山行コースを表示します。
緯度: 経度:
山行の記録

 コースタイム

鎌倉駅9:00−0h20m−腹切やぐら9:20−0h30m−祇園山9:50/55−0h05m−八雲神社10:00/05−0h40m−名越切通し10:45−0h20m−パノラマ台11:05/15−0h25m−衣張山11:40−0h05m−120m三角点ピーク11:45/12:15−0h20m−巡礼古道12:35−0h20m−報国寺12:55/13:05−0h20m−釈迦堂切13:25−0h35m−鶴岡八幡宮14:00/15−0h15m−鎌倉駅14:30

 

 鎌倉駅〜祇園山〜八雲神社

今年最初の山の会のカメの子山行です。鎌倉の周辺には歴史を散策するハイキングコースが開かれています。祇園山と衣張山を結ぶは軽いハイキングコースもまた北条氏滅亡を今に伝える歴史の散策路の一つです。

鎌倉駅からは鎌倉の市内をたどり祇園山ハイキングコースに向かいます。途中には日蓮上人説法跡の石碑も建っています。

祇園山ハイキングコースの案内板に従い山道に入ると腹切りやぐらです。

日蓮大師辻説法跡の石碑
祇園山ハイキングコースの案内板
北条氏終焉の地、腹切りやぐら
登山道に小さな石祠

元弘3年(1333年)、新田義貞の軍勢による攻撃で北条高時をはじめとする北条一門は、東勝寺において切腹し北条氏は滅亡しました。腹切りやぐらと伝えられる岩窟の下には古い石祠が祀られていました。

ここからは照葉樹の尾根道をたどるハイキングコースです。祇園山ハイキングコースと呼ばれているものの、地形図にも明確な山頂は記載されていません。展望台に立つと南西側の展望が広がり、鎌倉の街並みの先に稲村ケ崎が見えていました。

展望台への分岐
展望台にこわれた石像
展望台から眺める鎌倉の街並み
八雲神社の拝殿

分岐点から坂道を下ると八雲神社です。八雲神社は新羅三郎義光が京都八坂神社を勧請したのが始まりと言われる神社です。境内には義光の手玉石や諏訪社、稲荷社、於岩稲荷社、御嶽三峰社などの摂社が祀られています。鳥居の脇には左義長(さいえ)と書かれたどんど焼きの案内がありました。地方によっては「さいとやき」「ほっけんぎょ」とも呼ばれているようです。

 八雲神社〜名越切通し〜衣張山

八雲神社からは市街地の中をたどる道です。途中にはオオムラサキが綺麗と言う安養院や日蓮が立正安国論を執筆したと言う安国論寺もあります。

安養院
安国論寺
疏水の先に石碑
名越切通しへの登り

久里浜線の線路脇をたどる道は名越切り通しへと登って行きます。ここ鎌倉は冬も暖かいところで道端には咲き始めたスイセンが甘い香りを漂わてています。

坂道をひと登りすると名越切り通しです。近くの幼稚園でしょうか小さな子供たちが小さな熊手を手に枯れ葉を集めていました。

照葉樹林の中をたどるハイキングコースは小さなアップダウンを繰り返しながら衣張山へと登って行きます。左手のコブの上はパノラマ台と呼ばれるところです。目の前には鎌倉の街並み、青く霞む稜線は箱根の山々、その右手に見えるはずの富士山は白く濁った空の中にその姿を隠していました。

名越の切り通し
ハイキングコースに石祠
パノラマ台から湘南の海
古いお地蔵さんも祀られています

鎌倉逗子ハイランドへの道を右に分けお地蔵さんなどを眺めながらしばらく進むと巡礼古道への分岐です。ここで道を左に、小さなアップダウンを繰り返すと120.0mの三角点があるピークです。

付近はタイワンリスやアライグマなどが生息しているようで、梢の先には大きなリスが姿を見せてくれます。本州に分布するニホンリスは都市周辺では徐々にその姿を消し、鎌倉周辺ではタイワンリスがその勢力を拡大していると言います。魚の世界ではブラックバスなど外来魚、草などでもアレチウリやセイタカアワダチソウ、オオカワヂシャなど、日本の自然を守るのもなかなか難しいものがありそうです。

衣張山から眺める湘南の海
衣張山には幼稚園児で溢れています
120m峰に石碑と石像
巡礼古道への道標

広く開けた衣張山は展望の広がるところです。源頼朝と北条政子が夏の暑い日にこの山を白絹で覆い、雪山に見立て涼をとったという伝説に由来するところです。山頂はたくさんの幼稚園児で溢れていました。我々は三角点のあるピークに戻り昼食にしました。

 衣張山〜巡礼古道〜報国寺〜釈迦堂切り通し〜鶴岡八幡宮〜鎌倉駅

巡礼古道への道は鎌倉逗子ハイランドの小さな公園脇へ。小さな道標から山道に入ると庚申塚と刻まれた石碑が彼方此方に立っています。この巡礼道は板東三十三観音霊場一番札所の杉本寺と二番札所の岩本寺を結んだ道のようで途中には金剛窟地蔵尊と呼ばれる磨崖仏もありました。

巡礼古道に庚申塚
金剛窟地蔵尊
報国寺付近の巡礼古道入口
報国寺の山門

急な坂道を下ると報国寺です。竹寺とも呼ばれる臨済宗のお寺は夢想国師の兄弟子、天岸慧広(仏乗禅師)の開山で足利氏や上杉氏の庇護を受けたところと言います。たくさんの参拝客で賑わう本堂には足利の引両紋の幕が張られていました。

報国寺からは釈迦堂切り通しへと向かいます。付近は田楽辻子のみちと呼ばれるところで釈迦堂まえに田楽師が住んでいたと伝えられるところです。

報国寺の本堂
田楽辻子のみちの道標
釈迦堂切り通しは通行止め
岩をくりぬいた釈迦堂切り通し

釈迦堂切り通しは大町方面と浄明寺方面を結ぶ切り通しで付近には北条泰時が建てた釈迦堂があったと伝えられています。切り通しと言うよりは岩をくりぬいた隧道と言ったところです。落石のため通行止めになっていました。

住宅地の中をたどる道はやがて祇園山ハイキングコースがの下を抜ける小さなトンネルをくぐり東勝寺跡へたどり着きました。

東勝寺切り通し下トンネル
東勝寺橋の案内板

ここからは住宅地に中を鶴岡八幡宮へ。平日にもかかわらず正月最後の参拝客で賑わう参道の神楽殿では赤い打ち出の小槌と鈴を持った大黒さんの神楽が奉納されていました。

 

観光客で賑わう鎌倉も鶴岡八幡宮や鎌倉大仏を離れると古い歴史が静かに流れる町並みを見付けることが出来そうです。花の季節などに訪れてみたいお寺なども多くありそうでした。

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