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あの頂を越えて

山行記録

~山頂からの展望、出会った花などの記録~

あの頂を越えて

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~山行記録:山頂の展望、出会った花~

 物語山〜メンベ岩に歴史を秘める西上州の頂〜 


標高
物語山 1,019.1m
山域
上州・北関東
登山日
2010年11月09日(火)
歩行時間
合計 3:55
歩行距離
5.3km
標高差
615m
累積標高差
+627m、-627m
登山口
maponサンスポーツランド
交通機関
 上信越道下仁田ICから15km
登山コース
サンスポーツランド−物語山−物語山(西峰)−サンスポーツランド
コースmap
物語山 登山コース
物語山 登山コース
Panorama

西上州には背丈こそ低いものの急峻な岩峰を巡らせた玄人好みの山が幾つもあります。物語山もそのような山の一つで、西峰直下には古い歴史を秘めるメンベ岩がそびえています。

メンベ岩は豊臣秀吉の北条征伐の時、北条方の武将多目周防守長定の守る幽崖城は豊臣方前田勢の攻撃を受けた落城。目周防守長定はメンベ岩の上に登り自害したと言います。この岩の上には城から持ち出された財宝が隠されており、この財宝を求めて岩に登ろうとする者は必ず墜落死すると伝えられています。

 山名表示をチェックするとパノラマ写真に山名を表示します。


山名表示 ※クリックすると山名を表示・非表示します。
物語山からの展望 (PanoramaMakerで作成)

平日の関越自動車道はあまり混雑もありません。たどり着いた下仁田のインターから一般道に降り、荒船山の登山口の一つ内山峠を目指します。真っ青な秋空の下に広がる西上州の山肌は赤や黄色の衣をまとい、秋の盛りを物語っているようです。

山行の記録

 コースタイム詳細

サンスポーツランド−(1h05m)−登山口−(0h35m)−鞍部−(0h15m)−物語山−(0h25m)−物語山西峰−(1h45m)−サンスポーツランド

 

 サンスポーツランド〜物語山

サンスポーツランドの駐車場に車を停め落ち葉が厚く降り積もる林道を登り始めます。阿唱念の滝への道を左に分けると、緩やかに登って行く林道は所々に大雨などの傷跡を残す荒れた道になります。

サンスポーツランドの駐車場
サンスポーツランドの駐車場
阿唱念の滝への分岐点
阿唱念の滝への分岐点

何年か前までは登山口近くまで車が入れたようですが、今は単車でも登山口までたどり着くことは難しいようです。紅葉を水面に浮かべる渓流に沿って林道を緩やかに登って行きます。木立の先には紅葉に彩られた山肌の上に西峰の頂、その奥には物語山の頂も見え隠れしていました。

何度かジグザグを繰り返すと登山口です。ここからは暗い針葉樹林を登る急な登山道が始まります。ジグザグを切りながら急な斜面に息を切らせると明るい雑木林の斜面を登るようになります。落ち葉に覆われた急坂は扁平な崩れやすい岩が積み重なる歩きにくい急坂です。

林道の入り口に石積み
石仏を思わせる石積み
紅葉を浮かべる清流
林道の脇には紅葉を浮かべる清流
紅葉の山肌の上に西峰
紅葉の山肌の上に物語山の西峰
林道の終点は登山口
林道の終点は登山口

たどり着いた鞍部は西峰への道を左に分けるところです。今日は晴れているものの、落ち葉を巻き上げながら強い北風が吹き抜けています。上州名物は「からっ風と何とか・・」と言うようですが浅間山下ろしの強い風が唸りをあげて鞍部を吹き抜けていました。

山頂へは細くなった灌木林の中を登る急坂です。若葉のころはアカヤシオなどの花に彩られるようですがこの時期では枯れ葉を踏み締めながらの登りにひと汗を流すことになります。木の根に捕まりながら坂道を登ると山頂の肩です。物語山の山頂は細い稜線を少し進んだところにありました。

樹林帯の急坂が始まります
樹林帯の急坂が始まります
西峰への分岐点
急坂を登ると西峰への分岐点

目の前が開けた小さな広場となっている山頂には、山頂の標柱と三角点があります。青く晴れ渡った青空の下に長く連なる岩峰は妙義山。左に目を映すと浅間山が大きなすそ野を広げていました。

平日とあってこの山に登っているのは我々だけのようです。小さな山頂に腰をおろして昼食にしました。

 物語山〜物語山西峰〜サンスポーツランド

物語山からは西峯に向かいました。急な雑木林の中の急坂をひと登りすると西峰です。この頂も目の前が広く開け、大きな展望が広がっています。左手には荒船山のテーブルマウンテン、それから続く稜線はには大きなすそ野を広げる浅間山や鼻曲山、浅間隠山などの頂を数えることができます。その先には榛名山などが白く霞んでいるようです。

狭い灌木の稜線
狭い灌木の稜線
物語山の山頂
物語山の山頂
物語山(西峰)から眺める妙義山
物語山(西峰)から眺める妙義山
物見山(西峰)からの展望
物見山(西峰)から眺める物見山と八風山、その右には浅間山が大きな裾野を広げています

浅間山の左に続く稜線は群馬と長野の県境に位置する物見山から八風山にかけての稜線です。ここから神津牧場へと通じる稜線はかってハイキングコースとして人気のあった所と言いますが上越線の夜行列車が無くなってからは訪れる人も少ないと言います。何時かは歩いてみたいコースの一つです。

帰りは岩屑と落ち葉に気を使いながらサンスポーツランドへと下ることにします。振り返ると梢の先にメンベ岩がそそり立っていました。荒船山や妙義山など西上州一帯は本宿コールドロンと呼ばれる古い火山の後と言います。その直径は10kmとも言い、一度陥没したカルデラの中にマグマが噴出したものと言います。メンベ岩など垂直にそびえたつ岩塔もまたそのような古い火山の火道が浸食されずに残ったものなのでしょう。

物見山(西峰)の山頂
物見山(西峰)の山頂
メンベ岩
青空にそびえるメンベ岩

たどり着いたサンスポーツランドからは自宅に向かうことにしました。登山口の近くには下仁田名物のこんにゃくを売っている店がありました。竈や御宮などが置かれた古い作りのお店でお年寄りの御夫婦が店を切り盛りしているようです。大きな串に刺されたこんにゃくが食べ放題で200円とか。味噌だれも美味しく、思わず3つも食べてしまいました。

写真をクリックすると大きな写真を表示します。
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