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あの頂を越えて

山行記録

~山頂からの展望、出会った花などの記録~

あの頂を越えて

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~山行記録:山頂の展望、出会った花~

 上州武尊山〜長い稜線をたどり信仰の色を残す頂へ〜 


標高
武尊山 2,158.0m
山域
北関東
登山日
2008年7月3日(木)
歩行時間
登り4:15、下り 4:00、合計8:15
歩行距離
17.1km
標高差
1,089m
累積標高差
+1,192m、-1,192m
登山口
mapon武尊牧場スキー場
交通機関
 関越道沼田ICから28km
登山コース
武尊牧場スキー場−0:40→二合目−0:20→武尊キャンプ場東屋−1:00→避難小屋−1:05→鎖場直下−1:10→武尊山山頂−1:20→鎖場直下−1:45→武尊キャンプ場東屋−0:55→武尊牧場スキー場
コースmap
上州武尊山 武尊牧場スキー場コース
上州武尊山 武尊牧場スキー場コース
 

日本百名山にその名を連ねる上州武尊山。沖武尊を主峰とし、前武尊山、剣ヶ峰、獅子ヶ鼻山など2,000メートル級の峰々が山頂を形成する山にも関わらず訪れる人があまり多くないのはその地理的なアプローチの悪さと、近くに尾瀬と谷川の二つの魅力的な山域に挟まれていることもその要因の一つのようです。また武尊山は山岳信仰の山としても古い歴史を今に伝える山です。前武尊には日本武尊像が安置され、最高峰の沖武尊の山頂には御嶽神社の大きな石柱が建っています。

沼田の市内を通りぬけ片品村へ。スキーの時期は宿泊客で賑わう片品村の中をしばらく登っていくと武尊牧場スキー場です。東俣に向かう林道は落石のため開通のめども立っていないとか。今日はスキー場の駐車場に車を停め、山頂を目指すことにします。

山行の記録

 武尊牧場スキー場〜武尊避難小屋〜中ノ岳〜武尊山(沖武尊)

スキー場のリフトは6月から10月までは夏山リフトとして運行しているといいますが運行時間は8時半から。1時間近く待ち時間がるので牧場の中を登っていくことにします。アスファルトの道をしばらく登っていくと新潟方向から流れてくる雲に乗って細かい雨が落ちてきました。二合目のレストハウスの軒下に腰を下ろし一休みです。

雨脚が細くなったアスファルトの道をひと登りすると三合目です。東俣からの道を合わせる分岐点からは花咲湿原へと続く遊歩道も開かれ、キャンプ場などの施設も整備されているようです。ここからは明るい白樺の林の中を緩やかに登り始めます。すでにレンゲツツジは終わっていましたが、草原の中にはベニバナイチヤクソウが群生しています。初夏の湿原におなじみのアヤメも咲き始めていました。

遊歩道の中の東屋で一息入れたのち、白樺の林の中を緩やかに登っていきます。ミズバショウが大きな葉を広げる小さな沼を超え、遊歩道のような道をしばらく進むと映画「眠れる男」のロケ地という小さな池。ロケ地の記念に残しているのでしょうが、自然の中にコンクリートで固められた水たまりは調和しているとは言い難いものです。

武尊牧場スキー場のアスファルトの道
三合目の分岐点
映画「眠れる男」のロケ地
三角屋根の武尊避難小屋

ここからも白樺やシラビソの林の中を登るなだらかな道が続いています。小さな登りにひと汗を流すとガイドブックなどにも紹介されている三角形の屋根をした武尊避難小屋にたどり着きました。

細かい雨のなか、再びなだらかな林の中を山頂へ向かいます。田代湿原へと下って行く右にわけ、緩やかに登山道を登っていきます。左手のこずえの先には前武尊や剣ヶ峰の稜線が巻き上がる雲の中にそびえていました。

道端で小休止をしたのち、中ノ岳の肩に向かい急な岩溝の中を登って行きます。急な岩場には短い鎖場が2か所、高度感はないものの雨にぬれた岩は滑りやすく思わず足にも力が入ってしまいそうです。

息を切らせながら急な坂道を登り切ると広く開けたハイマツ帯。緩やかになった登山道は中ノ岳の直下を回り込むように、笹原の中を登っていきます。溶け残った雪渓をひと登りすると、川場から上ってくる道を左手から合わせる分岐点にたどりつきました。

ここから登山道は中ノ岳の南斜面を巻くように沖武尊へと登っていきます。巻き上がる雲の下に川場から登ってくる稜線の上に家ノ串山や前武尊岳、剣ヶ峰の岩峰。右手には武尊神社から登ってくる稜線が見え隠れしています。小さな雪渓の下には三ツ池という池がありますが、まだ池が顔を出すには暫く時間がかかりそうです。

岩溝の間を登っていきます
岩場には鎖が張られていました
中ノ岳の南を巻きながら山頂へ
山頂直下に残る雪渓

最後の急坂に汗を流すと中岳武尊大神の銅像が立つ岩峰。さらにハイマツの稜線をひと登りすると沖武尊の山頂にたどり着きました。広く開けた山頂は360度の展望が期待できるところですが、巻き上がる雲に覆われわずかに家ノ串山や前武尊の岩峰が見えるだけです。山頂には平日にも関わらず数組のパーティが昼食の最中です。武尊神社側から登ってきたパーティも多いようです。

 武尊山(沖武尊)〜武尊牧場スキー場

山頂で展望が開けるのを待ってみましたが、巻き上がる雲に包まれ視界が広がる期待は持てそうにありません。吹き上げる風に追われるように山頂を後にすることにしました。息を切らせながら登ってきた登山道も、道端の花をカメラのファインダーに収めながらの気楽な下りです。途中には裸地化の進んだ小さな湿原もありましたが、イワカガミやミツバオウレンの白い花が咲いているだけです。

山頂直下の武尊岳大神
広く開けた沖武尊の山頂
登山道から振り返る中ノ岳、家串岳

滑りやすい岩場を過ぎ、なだらかになった道を穂高牧場スキー場へと下っていきます。目の前には尾瀬岩鞍のスキー場。その左手には至仏山や笠ヶ岳など尾瀬の山々が雲の下にそびていましたした。

たどり着いたスキー場の東屋で最後の小休止をしたのち、舗装道路を緩やかに下っていきます。目の前には前武尊から中ノ岳へと稜線が続いていますが、武尊の山頂は白い雲に包まれその姿を見せてはくれませんでした

山で出会った花たち

なだらかな雑木林の中を登って行く登山道には目立った花は咲いていません。お馴染みのマイズルソウやササユキ、ズダヤクシュを見つけることができるくらいです。

山頂直下には雪渓が残っています。ここはまだ冬の眠りから目覚めたばかりのようで、雪渓の縁にはサンカヨウの白い花、大きな葉を広げるキヌガサソウも咲いていました。

写真をクリックすると大きな写真を表示します。

武尊牧場にはレンゲツツジの群生地があります。しかしすでに花の時期は終わりを迎え、代わりに初夏の花であるアヤメが咲き始めていました。また白樺の林の下はベニバナイチヤクソウの群生地です。林の下一面に小さなピンク花が咲いていました。

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