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あの頂を越えて

山行記録

~山頂からの展望、出会った花などの記録~

あの頂を越えて

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~山行記録:山頂の展望、出会った花~

 西穂独標〜北アルプスの入門コース〜 


標高
西穂独標 2,701m
山域
北アルプス
登山日
2007年10月3日(水)
歩行時間
合計 3:45
歩行距離
3.9km
標高差
547m
累積標高差
+565m、-318m
登山口
mapon西穂高口
交通機関
 中湯温泉、 濃飛バス、 新穂高ロープウェイ
登山コース
西穂高口−1:15→西穂山荘−0:45→2,605mの稜線−0:40→西穂独標−0:50→2,495mの稜線−0:15→西穂山荘(宿泊)
コースmap
西穂独標 登山コース
西穂独標 登山コース
 

10月になっても秋雨前線が停滞しているためかスッキリとした秋空にはなりません。例年であれば紅葉の真っ最中と言う時期にもかかわらず、まだ紅葉の便りも聞こえてきません。今回は新穂高ロープウェイを利用し西穂高岳に登り、翌日焼岳の山頂を目指す山行です。

山行の記録

 中湯温泉〜新穂高温泉〜新穂高ロープウェイ

安房峠道路は中ノ湯温泉と平湯を結ぶ有料のトンネルで、これにより狭い安房峠を越えなくても飛騨へと向かうことができます。たどり着いた平湯温泉で新穂高温泉行きのバス停を探しましたが見つかりません。近くの運転手さんに聞くと近くのあかんだな駐車場に車をおいてからバスに乗ると言います。あかんだな駐車場にはすでにたくさんの車が停まっていました。昨日から停まっている車もあるのでしょうが、平日にもかかわらずたくさんハイカーが西穂高を目指しているようです。

シャトルバスに乗り平湯温泉のバスターミナル戻ります。一緒にバスに乗ったのは和歌山の夫婦連れで我々と同じように今日は西穂高、明日は焼岳へと向かうと言います。

中湯温泉のバスターミナル
新穂高ロープウェイの山麓駅
笠ヶ岳の山肌を背にロープウェイは上って行きます
登山届の小屋から登山道は始まります

温泉街をめぐりながらたどり着いた新穂高温泉からロープウェイの駅へ。観光バスでやってきたのかツアー旅行の一団が改札に行列を作っていました。小さなザックをもった日帰りのハイカーも数人。紅葉が色づく季節、このロープウェイはハイカーより紅葉を目指す観光客のほうが多いようです。

ロープウェイは頭を雲に隠した笠ヶ岳を見ながら鍋平高原へ。左手には雲を巻き上げた西穂高岳が見えていましたがすぐに雲の中にその姿を隠してしまいました。

たどり着いた鍋平高原からは第2ロープウェイに乗り換えです。西穂高口へと登っていくこのロープウェイは2階建てのロープウェイで定員は121名と言います。たどり着いた西穂高口駅にはレストランやみやげ物屋、晴れていれば西穂高岳や笠ヶ岳を一望できる展望台もあります。しかし今日はあいにくの曇り空、先ほどまで見えていた笠ヶ岳も白い雲の中にその姿を隠していました。付近一帯は千石園地と言われる散策路です。春には水芭蕉が咲くと言う園地も今はノリクラアザミが咲いているだけです。

 西穂高口〜西穂山荘

園地の先には登山届を提出する小屋が建っています。ここからはコメツガの林の中をたどる登山道が始まります。緩やかに千石尾根を登って行く登山道は、左手の視界が開けているところもありますが曇り空の下では展望も期待できません。ふと眼をあげるとコメツガの幹のかなり高いところに真っ赤な標識がありました。冬季、スキーなどで訪れる人のための道しるべなのでしょうか。パンフレットによると西穂山荘も新穂高ロープウェイも年間を通して営業しているようです。

たどり着いた西穂山荘
目の前には雲を被った霞沢岳
山荘前のテラスに腰を下ろし小休止
ケルンが積まれた丸山の山頂

やがて暗い林の中を登るようになりますが急な登りもひと登り。目の前が開けると西穂山荘の前にたどり着きました。目の前には霞沢岳が見えていましたがすぐに巻き上がる雲にその姿を隠してしまいました。

 西穂山荘〜西穂独標

山荘前のテラスに腰をおろして一休み。ここからは目の前に頭をもち上げる丸山を目指してハイマツの尾根道を登って行きます。登り詰めた小さなこぶがケルンの積まれた丸山。ここからは明るい稜線を登っていきます。広い稜線は小さな石に覆われた歩きにくい道です。それほど急な登りではないものの、息もすぐに上がってしまいます。

途中の道端に腰を下ろし一休みしたのち、ふたたび歩きにくい尾根道を登っていきます。やがて登山道は大きな岩隗の左を巻くようになります。これを超えると登山道は独標を目指して急な岩場を登って行きます。稜線に右側は少し切れ落ちていますがそれほど危険はないようです。鎖りつかまりながら登りつめた独標は小さな岩場の頂きで小さな標柱が一本建っていました。

わずかに色づき始めた稜線を登って行きます
岩に覆われた独標の頂
目の前の岩場も巻き上がる雲の中
独標から下っていく稜線も雲の中

巻き上げる雲はますます濃くなり目の前を登っていく岩場さえも見えません。気温もかなり低くなっているようです。今回はこれから先、西穂高岳へ向かうのはやめることとし、大人しく西穂山荘に引き返すことにしました。

 西穂独標〜西穂山荘

独標の岩場で昼食をしたのち、雲が巻き上がる稜線を下って行きます。一瞬、雲の間から梓川が顔をのぞかせましたが、すぐに白い雲の中にその姿を隠してしまいました。

途中で小休止をしたのち西穂山荘へ。紅葉が始まる時期でも平日は泊まる人も少ないようです。7,000円の部屋代を払うと個室に泊まれるとか。贅沢とは思いながら個室に泊まることにしました。

西穂山荘から眺める丸山の登山道
西穂山荘の夕食

夕食は本館の食堂です。北アルプスの山小屋は食事が良いとの評判通り、山小屋でハンバーグと焼き魚、ご飯もみそ汁もお代わり自由・・・。南アルプスの山小屋に比べるとその差は歴然です。ヘリコプターで食材の荷揚げをしていると言いますが、やはり宿泊客が多いことと山小屋の数が多いことが決定的なようです。今日は20人ほどの宿泊客ですが、お盆などの繁忙期には300人ほどの宿泊客があると言います。

 山の天気(観望天気)

観望天気(観天望気)は日本各地には語り継がれた天気に関する昔人の知恵。ここ奥飛騨にも観望天気は語り継がれているようです。

・ 焼岳の煙が東に傾けば晴れ

・ 急に北西に傾くと雨

・ 少なければ晴れ 多ければ雨

・ 山頂を巻くときは雨

・ 朝焼けが白ければ晴れ 黒ければ必ず夕立

・ 霧が深く谷にたちこめるときは晴れ

・ 朝雨と女の涙におどろくな (朝しょぼしょぼ降る雨はすぐ晴れる)

・ ザレ(小さい沢)に霧立つときは雨

・ 笠ヶ岳の頭に雲わずかにかかれば2〜3時間後穂高は曇る

山で出会った花たち

今年は9月に入っても暑い日が続いています。そのためか例年は紅葉の真っ最中というこの時期にもかかわらず、山はまだ緑の衣をまとったままです。しかし目を道端に落すと真っ赤なゴゼンタチバナの実、指で潰すとサロメチールの匂いがするシタタマノキが実を付けていました。この稜線にも秋は着実に忍び寄っているようです。

北アルプス南部にはノリクラアザミが分布していると言います。アザミの特徴である棘が少ないアザミで、葉の切れ込みもほとんどありません。このほか北アルプスにはキソアザミも咲いていると言います。高山帯から亜高山帯に咲くアザミで花が下向きにうなだれて咲くのが特徴です。

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