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あの頂を越えて

山行記録

~山頂からの展望、出会った花などの記録~

あの頂を越えて

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~山行記録:山頂の展望、出会った花~

 大台ヶ原(日出ヶ岳)〜浸食が進んだ台地と深く刻まれた谷〜 


標高
日出ヶ岳 1,694.9m、 大蛇? 1,578.6m
山域
近畿
登山日
1997年4月27日(日)
歩行時間
合計 3:00
歩行距離
7.0km
標高差
112m
累積標高差
454m、-454m
登山口
mapon大台ヶ原駐車場
交通機関
 伊勢自動車道勢和多気ICから140km
登山コース
大台ヶ原駐車場 −0:35→ 日出ヶ岳 −2:25→ 大台ヶ原駐車場
コースmap
大台ヶ原 登山コース
大台ヶ原 登山コース
 

深田久弥氏の日本百名山の一つに数えられる大台ヶ原は、侵食の進んだ準平原が再度隆起したことにより形作られた標高1,500メートル前後の台地です。紀伊半島の中央部に位置することから、南海上に発生する台風の影響を受けやすく、年間を通じ多雨、多湿な気候となっています。年間降雨量は4,800ミリにも達し、一日の降雨量が1,000ミリを越えたこともあるとか。付近一帯は針葉樹、広葉樹の混じった原生林が広がり、たくさんのシカなどが住んでいると言います。

東京から東名高速、伊勢自動車道で勢和多気ICへ。ここから一般道をたどり吉野へ。吉野からは東熊野街道といわれる国道169号線を南に。吉野川に沿って紀伊の中心部を下って行くこの道は、さすが山の奥深くを走る道です。大迫ダムを超え更に道を進めると伯母峰トンネルです。この手前で道を右に折れ、稜線上の道を進んで行くと、大台ヶ原ビジターセンターの建つ駐車場にたどり着きました。東京からは高速道路を利用して550km以上、やはり大台ヶ原は遠いものです。

山行の記録

 ビジターセンター〜日出ヶ岳

時計はすでに11時半になろうとしています。広い駐車場もすでにたくさんの車で溢れそうです。早速、リュックサックと登山靴を取り出し、まずはビジターセンターへ。ここでは大台ヶ原の自然や登山コースの紹介がされていました。

ビジターセンターから明るいトウヒの林の中を、大台ヶ原の最高峰である日出ヶ岳を目指して登りはじめます。緩やかな登りは木の階段なども整備され、ほとんど遊歩道といった感じです。たどり着いた稜線から急な階段をひと登りすると目指す日出ヶ岳の山頂。展望台が建っている山頂からはまさに360度の大展望が開けています。今日は霞んでいるものの、晴れた日には紀伊一帯の山々を眺めることができると言います。

大きな展望台が建つ日出ヶ岳
倒木が目立つ正木峠

 日出ヶ岳〜正木峠〜牛石ヶ原〜大蛇?〜ビジターセンター

日出ヶ岳の山頂で昼食の後、正木峠へ。ひとまず鞍部に下ってから急な坂道を登り返した頂が正木峠です。付近一帯のトウヒの森は、北八ヶ岳の縞枯れのように立ち枯れています。ガイドブックによると伊勢湾台風による倒木の影響で、苔に覆われていた林床に光が射すようになったとか。これにより笹が生えるようになり、これを常食とする鹿が増え、次第にトウヒの幹を食べるようになったと言います。微妙なバランスの上に成り立っている自然界の摂理は、ひとたび狂うと、それを再生するには長い年月がかかるようです。

なだらかなトウヒの森をしばらく進むと正木ヶ原です。左手の森の中にシカが数頭こちらを眺めていました。近寄ってカメラを向けても逃げようとしません。奈良や京都の寺院ではいざ知らず、このような自然の中で人に慣れるということは、それだけこの高原を訪れる人が多いことなのかもしれません。

しばらく進むとミヤコザサといわれる笹の原です。この付近が牛石ヶ原。丹誠上人が法力によりこの山に住んでいた妖怪を大石の下に封じ込めたという言い伝えが残るところです。大きな神武天皇の銅像が建っています。神話と大台ヶ原はどのようか関係があるのでしょうか。

数が増え、食害が心配される野生の鹿
帰路に立ち寄った不動七重滝

ここからは道を左に。大きな岩の間を下って行くと大蛇?です。一度、隆起した大台ヶ原を東ノ川が侵食をしたとき、固い岩盤が削られずに残ったもので、落差はおよそ800メートル。岩場の先端に立つと目も眩むような絶壁です。ここから眺める渓谷に巻き上がる霧が朝日があたる様を、大蛇がうねっている姿にたとえたのが大蛇?の語源と言われているようです。

大蛇?からひとまず牛石ヶ原へ。ここからはシオカラ谷に向かい尾根道を下って行きます。大台ヶ原の駐車場から逆周りにこの尾根を登ってくる人も多いようです。バスのツアーで訪れたのか、足ごしらえもスニーカーといった人も多いようです。高低差は200メートルほどですが、かなり下ったような気がします。たどり着いたシオカラ谷からは、大台ヶ原の駐車場を目指し急な坂道を登り返すことになります。やがて宿泊もできると言う山の家を過ぎると、駐車場は指呼の間です。

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TAG:紀伊・鈴鹿
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