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あの頂を越えて

山行記録

~山頂からの展望、出会った花などの記録~

あの頂を越えて

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~山行記録:山頂の展望、出会った花~

 雲取山〜東京都の2000メートル峰は明るい稜線歩きの山〜 


標高
白岩山 1,921.2m、雲取山 2,017.7m、七ツ石山 1,757.3m、鷹ノ巣山 1,736.6m、六ツ石山 1,478.9m
山域
奥多摩
登山日
1993年5月3日-4日
歩行時間
3日4:35、4日6:50、合計11:25
歩行距離
30.3km
標高差
928m
累積標高差
2,055m、-2,809m
登山口
mapon大輪
交通機関
 三峰口駅、 西武バス
登山コース
三峰山−雲取山−七ツ石山−鷹巣山−奥多摩
コースmap
雲取山 登山コース
雲取山 登山コース
 

奥多摩にも深田久弥氏の日本百名山のひとつに選ばれた雲取山があります。東京、埼玉、山梨の県境に位置するこの山は、深い原生林に覆われた奥秩父的な雰囲気と、明るい稜線に広がるお花畑の2つの対照的な顔を持つ山です。

雲取山への登山コースは幾つか開かれています。丹波山村の三条ノ湯から山頂を目指すコースや、秩父の三峰神社から長い稜線を登っていくコースはガイドブックにもよく紹介されているコースです。この他、日原川から小雲取山に登る日帰りコースもあるようです。今回は三峰神社から雲取山を目指し、石尾根を経て奥多摩へと結ぶ長い縦走コースに早春の息吹を感じてみました。

池袋駅から西武池袋線の三峰口行き直通電車に乗り三峰口駅へ。ここからさらに西武バスに乗り換えロープウエィの大輪駅に向かいます。たくさんの参拝客や妙峰ヶ岳を目指す家族連れを乗せたロープウェイは三峰山山頂駅へと登って行きました。

山行の記録

 登山コース詳細

(5月3日)

大輪−(ロープウェイ)→山頂駅 −1:50→ 霧藻ガ峰 −1:25→ 白岩小屋 −1:20→ 雲取山荘(宿泊)

(5月4日)

雲取山荘 −0:20→ 雲取山 −0:40→ 五十人平 −0:40→ 七ツ石山 −1:35→ 鷹ノ巣山 −1:20→ 六ツ石山 −2:15→ 奥多摩駅

 (5月3日)

 三峰神社〜霧藻ガ峰〜白岩小屋

山頂駅からは広い遊歩道を三峰神社へと向かいます。暗い杉林の中をたどると荘厳な三峰神社の神殿。ここからは土産物屋が軒を並べる遊歩道を登山口へと向かいました。雑木林の中の緩い登りをたどって行くと、やがて妙峰ヶ岳へと向かう道を左に分けます。

急になり始めた登山道に息を弾ませながら一歩々と足を進めて行きます。明るい稜線上の小さなコブは地蔵峠。左手に太陽寺への道を分けしばらく登ったところが霧藻ヶ峰です。左手の大きな岩壁には秩父宮殿下のレリーフがありました。霧藻ヶ峰小屋の前は広く開け、今たどってきた三峰神社から続く稜線を一望することができます。晴れた日には奥秩父の山並みが目の前に広がると言います。

霧藻ヶ峰からは再び急な登りに汗を流すことになります。一度下ったところがお清平。ここからは樹林帯の中の急な登りを前白岩へと登り返します。しばらく登ると小さな白岩小屋の前にたどり着きました。小屋の前には丸太を切ったベンチが置いてあります。ここもすばらしい展望が開けるところ。晴れた日には正面に和名倉山の大きな山頂が望めると言いますが今日は巻き上がる雲の中です。

三峰神社から登ってくる縦走路
雲取山の山頂から眺める飛竜山

 白岩小屋〜白岩山〜雲取山荘

白岩小屋からは再び急な登りに汗を流すことにします。あえぎながらたどり着いた白岩山の山頂は白い霧に包まれ視界はほとんどありません。やがて左手に長沢背稜への道を分けると芋ノ木ドッケ。シラビソに覆われた岩場を右に巻くと登山道は右の斜面に向かいドンドン下って行きます。桟道や梯子などが架かっている道を下り切った鞍部が大ダワ。左手に大ダワ林道へと下る道を分けると雲取り山荘まではあとわずか。少し登ったところで道は二手に分かれています。右手の道は尾根通しの男坂、左手の道は巻き道となる女坂です。シラビソの林の中を緩く登って行くと丸太造りの雲取山荘がその姿を見せてくれました。

右手の広場はキャンプの指定地になっているようで、すでに色とりどりのテントが張られていました。小屋の前にはすでに到着したパーティが夕食の支度を始めています。我々も受付を済ませ小屋の前の空き地で、夕食としました。

夕食の後は暗くなり始めた小屋の中に入り一休み。やはり連休の最中だけあって小屋の中は足の踏み場もないほどの混雑です。去年の北岳の時のように、畳み1枚に3人の鮨詰めで寝ることになりそうです。

奥多摩の山の上に富士山が霞んでいます
ふり返る雲取山の山頂に真新しい非難小屋

 (5月4日)

 雲取山荘〜雲取山〜五十人平

あまり熟睡できぬまま4時前に目を覚ましました。東の空はそろそろ白み始め今日の晴天を期待させてくれます。小屋のすぐ上に建つ田部重治氏のレリーフの脇から、暗いシラビソの林の中を山頂に向かい登り始めます。岩のゴツゴツした急な登りにあえぎながら山頂にたどり着くと、東の空を真赤に染めて朝日が顔を出しています。雲一つない快晴に恵まれ、明るく開けた山頂からは素晴らしい展望を楽しむことができます。正面には大きな裾野を広げた富士山。その手前には大菩薩峠から連なる奥秩父の峰々。さらにその手前には大きな飛竜山の山頂。なかなか素晴らしい展望です。

山頂の南の肩には真新しい雲取非難小屋が建っていました。「寝袋、食料を持ってきたのならば混雑した雲取山荘に泊まるよりは、山頂の非難小屋に泊まったほうが良い・・・。」とは同宿した大阪からの人の話。なるほど気持ちの良さそうな非難小屋です。ここからは奥多摩の山並みと、石尾根の縦走路を手に取るように眺めることができます。三つの頂を持つ三頭山、大きな山頂を広げた御前山、鍋の蓋のような大岳山。見慣れた山並みの筈ですが、なぜか新鮮な感動を覚えそうな眺めです。

山頂での展望を楽しんだ後、長い石尾根の縦走路を奥多摩へと下り始めます。夏場はお花畑になるという広い尾根道を下って行くと小雲取。左手に日原へと下る富田新道を分け、展望の良い小さなコブを越えると雲取奥多摩小屋の建つ五十人平です。ヘリポートもある緩やかな尾根はキャンプの指定地もなっているようで、5〜6組のカラフルなテントが朝日を浴びていました。

石尾根から眺める奥多摩の山々
ひときわ目立つピークは大岳山

 五十人平〜七ツ石山〜鷹ノ巣山〜六ツ石山〜奥多摩

五十人平からは広い防火帯の尾根道を緩やかに下って行きます。心地好い尾根道は山岳写真集でも記憶に残っている風景で、右手に広がる奥多摩や丹沢の展望と供に石尾根の魅力の一つです。しばらく尾根歩きを楽しみながら緩やかに下って行くとブナ坂。ここから右手に折れる道は七ツ石小屋を経て鴨沢へと下る道です。

七ツ石山からは鷹ノ巣山へとなだらかな尾根道を下って行きます。左手の小高い高丸山、日陰名栗ノ峰を巻いて行くとやがて巳ノ戸ノ大クビレ。非難小屋と小さなベンチが建っていました。この付近からは奥多摩のハイキングで何度か歩いたことのある見慣れた稜線です。

鷹ノ巣山、六ッ石山の小さな頂を越え、登山道は奥多摩の駅に向かって雑木林の中を緩やかに下って行きます。標高もかなり低くなったようでブナの緑も幾分濃くなっているようです。杉林の中に建つ大きな羽黒山神社の社の脇を下ると目指す奥多摩駅は僅かの距離です。

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