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あの頂を越えて

寺院参拝

~お寺を訪ねて~

あの頂を越えて

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~寺院参拝:お寺を訪ねて~

 浄瑠璃山周防国分寺

 寺社の種類:高野山真言宗、別格本山
 創建の時期:天平13年(741年)、聖武天皇(勅願)
 所在地:山口県防府市国分寺町2-67
 訪問日:2006年11月7日

 

国分寺は聖武天皇が全国に立てた官立のお寺で、数年前に訪れた越後国分寺五智寺もそのひとつです。また千葉にも市川の上総国分寺、市原の下総国分寺、館山の安房国分寺があります。神奈川には海老名に相模国分寺があります。

崩れかけた土塀に沿って暫く歩くと大きな仁王門があります。山門の中に入ると正面に大きな金堂が建っていますが塔頭や堂宇などはありません。

国分寺の山門
大きな金堂だけが建っています

あまり人気もない金堂には中年の人が一人。話を聞くとこのお寺の檀家は30件ほどで檀家だけで寺を維持していくことは難しいとか。お寺の住職さんも学校の教師をしていると言います。昨年、荒れ果てていた金堂の修復落慶法要が行われ今年も目の前の参道で火渡の儀式が行われたと話してくれました。

金堂の中には中央に藥師如来、その両隣には日光・月光菩薩立像と四天王像、その前には十二天像が安置されています。須弥山の四方を守るという四天王は東に持国天、南に増長天、北に広目天、北に多聞天、それぞれ剣・鈷・三鈷・宝塔を手にして甲冑で身を固め、足元に邪鬼を踏みつけています。

国分寺の金堂
須弥壇には四天王像
日光、月光菩薩を従えた阿弥陀如来
須弥壇には四天王像

藤原時代初期の作といいますから今から1200年近くも昔の仏像です。もう少し時代が古ければ国宝級なのかも知れません。四天王像としてはかなり見ごたえのある仏像のようです。

本尊の薬師如来の薬壷には五穀・丁子・菖蒲根・朝鮮人参など15種類の薬と、五輪塔が収めてあったと言います。往時の人はこのような物を漢方として利用していたのでしょう。ここのお寺を解体修復したとき刀鍛冶の人が来て、お寺に使っていた古い釘を使って刀を打ったとか。長い年月お寺を守ってきた釘を利用するのも面白いものです。

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